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木管六重奏 ディア・イフ・ユー・ウイッシュ
トーマス・ベイトソン
"Dear if you wish"
Thomas Bateson
編成はFl.2本、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。
Bsn.以外を1オクターブ上で演奏しても良いです。
その際はOb.をFl.で演奏可能です。
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「Dear if you wish」は、イギリスの作曲家 トーマス・ベイトソン (Thomas Bateson) が作曲した6声のマドリガルです。
彼の2つ目のマドリガル集である「Second Set of Madrigals in 3, 4, 5 & 6 parts」に1618年に収録されました。
トーマス・ベイトソンとは
トーマス・ベイトソンは、16世紀後半から17世紀初頭にかけて活躍したイングランドの作曲家で、特にマドリガルの分野で知られています。
彼は、イタリアからイギリスに伝わったマドリガルのスタイルを巧みに取り入れ、英語の詩に合わせた独自の表現を追求しました。
彼の作品は、豊かなハーモニーと複雑なポリフォニー(多声的な織り合わせ)が特徴で、当時のイギリス・マドリガル楽派の中でも優れた作曲家の一人として評価されています。
マドリガルとは
マドリガルは、ルネサンス後期にイタリアで発展し、後にヨーロッパ各地に広まった無伴奏の世俗合唱曲です。
主に恋愛や牧歌的なテーマを扱った詩が歌詞として用いられ、以下のような特徴があります。
多声性: 3声から6声(またはそれ以上)で構成され、各声部が独立した旋律線を持ちながらも、全体として複雑で美しいハーモニーを形成します。
ワードペインティング(Madrigalism): 歌詞の内容を音楽で描写する技法が多用されます。
例えば、「昇る (ascend)」という言葉には音程が上昇するメロディをつけたり、「ため息 (sigh)」には不協和音や休符を挟んだりすることで、詩の情景や感情を聴覚的に表現します。
感情表現: 詩の持つ感情を深く掘り下げ、それを音楽によって豊かに表現しようとします。
「Dear if you wish」の魅力
「Dear if you wish」も、上記のマドリガルの特徴をよく表した作品です。
6つの異なる声部が絡み合い、互いに模倣し合ったり、豊かな和音を形成したりすることで、詩の内容を生き生きと描き出します。
この曲の具体的な歌詞や内容は、当時の恋愛詩に典型的で、愛する人への切なる願いや呼びかけが歌われています。
ベイトソンは、その言葉一つ一つに繊細な音楽的描写を施し、聴く者の心に響く作品に仕上げています。
題名の意味は「あなたが望むなら」または詩的な言い回しとして「もしあなたの願いなら」「ねぇ、もしそうしたいなら…」といった内容です。
このフレーズは非常にやわらかく、相手の気持ちを尊重した控えめな申し出や提案に使われます。
トーマス・ベイトソンの「Dear if you wish」は、ルネサンス期イギリスのマドリガルが持つ、洗練された音楽性と深遠な感情表現を堪能できる一曲と言えるでしょう。
●トーマス・ベイトソン (Thomas Bateson, c. 1570 – 1630) という、イングランドとアイルランドで活躍したルネサンス後期から初期バロックにかけての作曲家がいます。彼は特にマドリガル(Madrigal)の作曲で知られています。
トーマス・ベイトソンは、2つのマドリガル集を出版しました。
"The First Set of English Madrigales to 3, 4, 5 and 6 Voices" (1604年)
"Second Set of Madrigals in 3, 4, 5 & 6 parts" (1618年)
トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」について
トーマス・ベイトソンのマドリガルは、当時のイギリス・マドリガル楽派の優れた例として評価されています。彼の作品は、イタリアのマドリガルの影響を受けつつも、英語の詩に合わせた独特の表現や、緻密なポリフォニー(多声)が特徴です。
「Madrigali a6」として具体的に作品を挙げるならば、彼のマドリガル集には例えば以下のような6声のマドリガルが含まれています。
"Ah, Cupid, grant" (ああ、キューピッドよ、与え給え) - 彼の初期の作品の一つで、情熱的なテキストと豊かな和声が特徴です。
"Her hair the net of golden wire" (彼女の髪は金糸の網) - 愛の苦悩を歌ったもので、声部の絡みが美しい作品です。
"Fond love is blind" (盲目の恋は) - 視覚的なイメージと音楽的な表現が結びついた、典型的なマドリガルの特徴を持つ作品です。
"When Oriana walk'd to take the air" (オリアーナが散歩に出かけた時) - これは、エリザベス1世を称えるマドリガル集『トリウムフズ・オブ・オリアーナ (The Triumphs of Oriana)』のために書かれたものですが、実際にそのコレクションには採用されなかった作品です。
マドリガルの特徴
マドリガルは、16世紀のイタリアで発展し、後にイギリスにも伝わった無伴奏の多声世俗声楽曲です。
歌詞: 通常、恋愛や牧歌的なテーマを扱った詩が用いられます。
声部: 3声から6声(またはそれ以上)で構成され、各声部が独立した旋律線を持ちながらも、全体として複雑で豊かなハーモニーを形成します。
ワードペインティング: 歌詞の内容を音楽で描写する「ワードペインティング(Madrigalism)」が多用されます。例えば、「昇る」という歌詞があれば音程が上がったり、「ため息」という歌詞には不協和音や休符が使われたりします。
感情表現: 詩の感情を深く掘り下げ、音楽によって表現しようとする点が特徴です。
トーマス・ベイトソンの「Madrigali a6」も、これらのマドリガルの特徴を色濃く反映しており、ルネサンス音楽の豊かな響きと感情表現を楽しむことができる作品群です。
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