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 木管四重奏 カンツォーナ第1番《ラ・グアミーナ》
ジョゼッフォ・グアーミ
Canzoni 1. La Guamina
Gioseffo Guami, 1542–161
《Canzoni 1. La Guamina》(収録:Nova Musices Organicae Tabulatura Dritter Theil, 1591年刊)
編成はFl.、Ob.、Cl.、Bsn.です。
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 Gioseffo Guami《Canzoni 1. La Guamina》
1. 作曲者について
ジョゼッフォ・グアーミはイタリア・ルッカ出身の作曲家・オルガニスト。
サン・マルコ大聖堂(ヴェネツィア)でガブリエーリのもとに仕え、その後ドイツのバイエルン宮廷でも活動。
イタリアとドイツをつなぐ音楽的存在であり、ルネサンス後期から初期バロックにかけての多声音楽・器楽合奏の発展に重要な役割を果たした。
2. 作品の出典
《Nova Musices Organicae Tabulatura》(新しいオルガン音楽のタブラチュア)
1591年、**ベルンハルト・シュミート(Bernhard Schmid)**がストラスブールで出版。
主にイタリア・ドイツのカンツォーナ、モテット編曲、舞曲を収録。
「Dritter Theil(第3巻)」にグアーミの《Canzoni 1. La Guamina》が含まれる。
3. 《La Guamina》の特徴
(1) タイトル
「La Guamina」=作曲者の姓 Guami に由来。
当時、器楽カンツォーナに作曲者やパトロンの名前をつける習慣があり、**自作自賛的な「名乗りカンツォーナ」**とみられる。
(2) 形式と内容
カンツォーナ(Canzoni da sonar):声楽マドリガーレを器楽化した自由な多声曲。
器楽的リズムの明確化が進んだ16世紀末の典型。
《La Guamina》は 4声または5声を主体とし、
短いモチーフの模倣進行
リズムの変化(付点リズムや分割)
セクションごとの拍子感の対比
を特徴とする。
(3) 音楽的性格
快活かつ荘重:行進的リズムと、対位法的模倣を組み合わせ。
舞曲的性格:後の器楽ソナタやフーガの萌芽を示す。
オルガンやアンサンブルでも演奏可能:出版はタブラチュア形式で、実際にはオルガン独奏・室内合奏の両方を想定。
4. 音楽史上の意義
《La Guamina》は 声楽から独立した器楽カンツォーナの代表例。
これは後の バロック初期の器楽ソナタ(Sonata da chiesa) の直接的な前駆形態。
グアーミの音楽は ガブリエーリ→シャイン→シャイト→フレスコバルディ へと連なる「北イタリア~ドイツの器楽伝統」に大きな影響を与えた。
まとめ
**Gioseffo Guami《Canzoni 1. La Guamina》**は、
自身の名を冠したカンツォーナ
短いモチーフを用いた模倣対位法と舞曲的リズムの交替
オルガンまたは合奏演奏に適応可能な柔軟な作品
であり、ルネサンス後期の器楽音楽がバロック的ソナタへ発展してゆく過程を示す重要な作例です。
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