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サックス四重奏「神はわがやぐら」
ヨハン・フリードリヒ・ドーレス
「Ein feste Burg ist unser Gott」
Johann Friedrich Doles(1715–1797)
編成はサックスのソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。
木管四重奏、クラリネット四重奏、金管四重奏版は発売中です。
緻密で華やかなドイツ古典派の名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。
楽譜のお求めの際はこちらからお願いします。
アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/
参考音源
https://youtu.be/FCGiSdVWnHU
Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ
アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html
1. 作曲者について
ドーレスはバッハの弟子のひとりで、1749年からライプツィヒの聖トーマス教会のカントール(J.S.バッハの後任)を務めた人物です。
宗教音楽、特に合唱作品やカンタータ、モテットを多く作曲し、バロック後期から古典派初期への移行期にあたるスタイルを持っています。
教会伝統を重んじながらも、明快で古典派的なフレーズ感を持つのが特徴です。
2. 曲の概要
「Ein feste Burg ist unser Gott」 は、マルティン・ルター作詞作曲の有名なコラール(1529年頃)をもとにした作品。
ドーレスの版は、このルターの賛美歌旋律を主題として、合唱または器楽で展開するコラールモテットまたはカンタータの一部として書かれています。
原曲は「神はわがやぐら」という意味で、宗教改革の象徴的賛美歌です。
3. 音楽的特徴
コラール旋律の扱い
コラール旋律が長い音価でソプラノ(または特定の声部)に置かれ、他の声部が模倣や対旋律で装飾するバッハ的手法が見られます。
各節ごとにポリフォニック(対位法的)に展開される部分と、同時和声的な部分が交互に現れます。
和声と構造
和声はバロック後期の豊かさを保ちつつ、古典派的な明快さを持っています。
調性は原調(ルター旋律のト長調またはヘ長調系)で進行し、各節の終わりに明確なカデンツ。
テキスト表現
「Ein feste Burg」(堅固な城)の歌詞に合わせ、力強いリズムや堂々としたテンポ感を持つ。
戦いや守りのイメージが音型にも反映され、跳躍進行や強いアクセントが特徴。
4. 演奏解釈ポイント
テンポ感:荘厳さを保ちつつ、古典派的な軽やかさも意識すると時代性に合います。
テキストの明瞭化:ルター語の強勢をしっかり感じさせ、母音の響きを大切に。
声部バランス:コラール旋律が埋もれないように、他声部は支える役割を意識。
アーティキュレーション:強靭なテーマに合わせ、フレーズ頭をしっかり立てる。
ヨハン・フリードリヒ・ドーレス(Johann Friedrich Doles, 1715-1797)は、ドイツの作曲家、オルガニスト、指揮者です。彼は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの弟子であり、その死後、ライプツィヒのトーマス教会のカントル(合唱長)を務めたことで知られています。
経歴
ドーレスは、ゲッティンゲン大学で神学と音楽を学びました。その後、ライプツィヒに移り、バッハから直接指導を受けました。彼の才能は認められ、1756年にはトーマス教会のカントルに任命され、バッハの遺産を守り、教会音楽の伝統を継承する重要な役割を果たしました。彼はまた、ライプツィヒ大学の音楽監督も兼任しました。
音楽的特徴
ドーレスの音楽は、師であるバッハの複雑な対位法と、当時の流行であったより単純で感情的なギャラント様式(ロココ様式)を融合させたものです。彼は多くの教会カンタータ、オラトリオ、受難曲、モテットを作曲しましたが、これらの作品はバッハのような深遠さよりも、聴き手にとって親しみやすい旋律と明快な構成が特徴です。
貢献
ドーレスは、バッハの作品の熱心な擁護者であり、彼がカントルを務めていた間、トーマス教会でバッハの多くの作品を演奏しました。これにより、バッハの音楽が忘れ去られることなく、後世に伝えられる上で重要な役割を果たしました。彼の功績は、単なる作曲家としてだけでなく、偉大な師の音楽遺産を守り、次世代に伝えた教育者、そして指揮者としての役割にもあります。
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