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クラリネット六重奏 第12番ソナタ《ラ・アンジョレッタ》
ジョヴァンニ・バッティスタ・グッサーゴ
Sonata duodecima "L’Angioletta"
Giovanni Battista Gussago (c. 1560–c. 1612)
編成はCl.5本、Bs.Cl.です。
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Giovanni Battista Gussago《Sonata duodecima "L’Angioletta"》
1. 作曲者について
ジョヴァンニ・バッティスタ・グッサーゴは、ブレシア(北イタリア)出身の作曲家・オルガニスト。
活動時期は16世紀末~17世紀初頭。
代表作は器楽曲集 《Sonate a quattro, sei, otto, dieci, et dodici voci, op. 1》(1608, ブレシア刊)。
タイトルの通り、編成は4声から12声まで様々。
これは器楽ソナタの最初期の出版物の一つであり、ガブリエーリ以後の北イタリア器楽音楽の重要な証言とされる。
2. 《Sonata duodecima "L’Angioletta"》の概要
収録:上記作品集の第12番(12声ソナタの一つ)。
編成:12声(通常は複数の合奏群に分けて演奏)。
コルネット、サックバット、ヴァイオリン、声楽器など柔軟に選べる。
オルガンが通奏低音を支える。
題名 "L’Angioletta"(小さな天使)
当時の習慣として、器楽曲に親しみを込めたニックネームを与える例が多く、本作もその一つ。
曲調が軽快・華やかであることから、愛称的に付されたと考えられる。
3. 音楽的特徴
多重合唱様式(cori spezzati)
12声が2群または3群に分かれて呼応する。
サン・マルコ大聖堂(ヴェネツィア)で発展した様式をブレシア風に展開。
舞曲的リズム
快活な2拍子や3拍子が現れ、ダンス音楽的要素がある。
小節ごとに拍感が変わる「セクション構造」が特徴。
対位法と和声の融合
各群が短いモチーフを模倣的に展開する。
最終的に全声部が和声的に合流し、堂々とした終止を築く。
4. 音楽史上の位置づけ
Gussagoのソナタは 「初期バロックの器楽ソナタ」 の成立過程に属する。
ガブリエーリの《Canzoni per sonare》と同様、声楽的カンツォーナから器楽的ソナタへの移行を示す。
特に《L’Angioletta》のような12声の作品は、後の 大規模合奏協奏曲 の萌芽とみなされる。
まとめ
**Gussago《Sonata duodecima "L’Angioletta"》**は、
1608年刊行の初期器楽ソナタ集に含まれる12声合奏曲
多重合唱様式と舞曲的リズムを融合させた華やかな作品
題名「小さな天使」は愛称的で、曲の軽快さを反映しており、
ガブリエーリ以後の北イタリア器楽の伝統を示す重要な楽曲です。
L’Angioletta はイタリア語で 「小さな天使」 を意味する愛称。
音楽作品の邦題としては、通常はカタカナ表記(《ラ・アンジョレッタ》)が多く使われますが、解説文中では意味を添えて 「《小さな天使》」 と併記されることもあります。
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