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金管六重奏 ザ・ベル・パヴィン 楽譜

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金管六重奏 ザ・ベル・パヴィン
ジョン・ジェンキンス
The Belle Pavine
John Jenkins

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.2本、Tubaです。
サックス六重奏、木管六重奏、クラリネット六重奏版は発売中です。

初期バロックのコンソート音楽を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。
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アトリエ・アニマート・ショップ
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参考音源
https://youtu.be/HeTJg1_MNjc

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

ジョン・ジェンキンス(John Jenkins, 1592–1678)の《The Belle Pavan(または “The Belle Pavine”)》は、彼のヴィオール・コンソート音楽の中でも特に有名なパヴァーヌ(Pavan)作品のひとつです。
この曲は、ジェンキンスが得意とした「静謐で詩的な多声音楽」を最もよく体現しており、イギリス17世紀前半の室内楽文化を象徴する名作です。

概要
項目 内容
曲名 The Belle Pavan(または The Belle Pavine)
作曲者 John Jenkins(ジョン・ジェンキンス, 1592–1678)
作曲年代 17世紀中期頃(1640年代前後と推定)
編成 通常はヴィオール・コンソート(5声または6声)
形式 Pavane(パヴァーヌ) – ゆったりとした2拍子の宮廷舞曲

パヴァーヌ(Pavan)とは?
パヴァーヌは16〜17世紀に流行した荘重な行進舞曲で、貴族の儀式や社交の場で演奏されました。
拍子は 2拍子(または4拍子)、テンポはゆるやかで、歩くような優雅さが特徴。
通常、対になる軽快な舞曲「ガイヤルド(Galliard)」と組み合わせられることもあります。
ジェンキンスのパヴァーヌは、単なる舞踏曲ではなく、精神的で瞑想的な表現をもつ芸術的作品に昇華されています。

曲の構造と音楽的特徴
① 全体構造
《The Belle Pavan》は典型的なパヴァーヌ形式に基づき、
ゆるやかなテンポで3部構成(A–B–A’)に近い構造を持ちます。
それぞれの部分では、独立した主題が提示され、丁寧に対位法的展開が行われます。

② 旋律と和声
旋律:
穏やかで歌うような旋律線が各声部に均等に分配され、上声だけでなく内声や低声にも主題的な美しさが感じられます。
特に「ベル(美しい)」というタイトルの通り、女性的で柔らかい音の流れが特徴です。

和声:
当時の教会旋法(モード)と新しい調性感覚の中間に位置し、穏やかな終止感を持ちつつもモーダルな味わいを保っています。
和声進行は滑らかで、各声部が互いに自然に溶け合うように書かれています。

③ 対位法の妙
ジェンキンスは対位法の名手として知られ、各声部がまるで会話を交わすように動きます。
旋律の模倣や反行、音程の交差など、技法的にも非常に緻密です。
しかし、それが理論的で堅苦しくなることはなく、自然な流れと温かい響きを持っています。

④ 雰囲気と表現
この曲の魅力は、静かな哀愁と内面的な美しさにあります。
派手さはなく、深い沈静と優美さに満ちている。
聴く者に穏やかな安らぎと時間の静止を感じさせます。
イギリスの田園貴族の館の広間で、夜の灯の下、少人数の演奏者によって奏でられるような情景が浮かびます。

タイトル “The Belle” の意味
タイトルの「The Belle」はフランス語由来の “美しい” を意味する語で、
おそらくジェンキンス自身が特別に愛着を持った作品、またはある貴婦人に献呈した曲である可能性があります。
当時は名のある人物(パトロン)や女性に献辞を込めるのが一般的でした。

音楽史上の位置
ジェンキンスの《The Belle Pavan》は、ルネサンス後期の伝統(ウィリアム・バードなど)を受け継ぎながら、
バロック初期の調性感と表現の自由を導入した作品です。
彼のパヴァーヌ群の中でも特に人気が高く、現在もヴィオール・コンソート団体(例:Fretwork, Phantasm)によって頻繁に録音されています。

まとめ
項目 内容
曲名 The Belle Pavan
作曲者 John Jenkins
形式 パヴァーヌ(2拍子のゆるやかな舞曲)
編成 ヴィオール・コンソート(5声または6声)
特徴 穏やかな旋律線、透明な和声、対位法的緻密さ、静かな美しさ
印象 静謐・優雅・内省的で、ジェンキンスの代表的パヴァーヌ

●ジョン・ジェンキンス(John Jenkins, 1592–1678)は、イギリス後期ルネサンスから初期バロックにかけて活躍した作曲家・ヴィオラ奏者であり、特に**コンソート音楽(consort music)**の巨匠として知られています。彼はイギリス音楽史の中で、ルネサンスの対位法的伝統と初期バロックの和声的傾向を見事に橋渡しした存在です。

生涯と背景
出生と時代背景
1592年にノーフォーク(Norfolk)に生まれました。彼の生涯はイギリス内戦(1642–1651)や清教徒革命、王政復古(1660)といった政治的激動期と重なっています。
それにもかかわらず、ジェンキンスは地方貴族や地主層に支えられ、比較的安定した生涯を送りました。彼はロンドンよりもむしろ地方で活動しており、宮廷よりも貴族の邸宅音楽文化と深く関わっていました。

音楽家としての活動
ジェンキンスは弦楽器(特にヴィオラ・ダ・ガンバ)の名手であり、同時に作曲家としても優れていました。彼の音楽は、当時イングランドで非常に人気のあった**ヴィオール・コンソート(Viol Consort)**のための作品を中心に構成されています。

作風の特徴
ジェンキンスの音楽は、
精緻な対位法(polyphony)
柔らかく透明感のある和声感
繊細な旋律線の歌わせ方が特徴です。
彼は特に「ファンタジア(Fantasias)」「パヴァーヌ(Pavans)」「アラマンデ(Almains)」「エア(Airs)」などの形式で多くの傑作を残しました。

主な作品ジャンル
ジャンル 解説
Fantasias(ファンタジア) 多声的な自由形式の器楽曲。Jenkinsの代表作。深い内省と対位法的美しさがある。
Pavans & Almaines(パヴァーヌとアラマンデ) 典型的な組曲形式。静と動の対比が見事。
In Nomine ルネサンス以来の伝統形式で、ジェンキンスはその最後の巨匠の一人。
Consort Music for Viols ヴィオール・コンソート(通常5声または6声)のための作品群。イギリス音楽の至宝。

評価と影響
同時代の作曲家 William Lawes や Matthew Locke と並び称されますが、Jenkinsはより穏やかで瞑想的な作風を持ちます。
バッハ以前の時代における対位法の粋を極めた一人であり、後世にはHenry Purcellなどにも間接的な影響を与えました。
彼の作品は現在もヴィオール愛好家や古楽アンサンブルによって演奏され、録音も多く残されています。

まとめ

名前:John Jenkins(ジョン・ジェンキンス)
生没年:1592–1678
出身地:イングランド、ノーフォーク
活動時期:ルネサンス末期〜初期バロック
代表作:Fantasia、Pavan、In Nomineなど
特徴:緻密な対位法、穏やかな美しさ、内面的で瞑想的な音楽

アトリエ・アニマート
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