1/2

木管四重奏+(九重奏)ラシーヌ讃歌 楽譜

ww4+RACINE-pdf.zip

¥4,500

ダウンロード販売の商品
購入後にDL出来ます (633019バイト)

木管四重奏+(九重奏)ラシーヌ讃歌
Cantique de Jean Racine Op.11
Faure Gabriel

編成はFl.、Ob.、Cl.、Bsn.に加えて、HarpまたはMarim.、
Cl.2本、Bs.Cl.、コントラバスです。
クラリネット四重奏、サックス四重奏、金管四重奏版は発売中です。

フォーレが書いた卒業作品で美しいハーモニーを、ぜひお楽しみください。
楽譜をお求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/2ZhFio2N_kA

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

『ラシーヌ讃歌』(ラシーヌさんか、仏:Cantique de Jean Racine)作品11は、
フランスの作曲家ガブリエル・フォーレが1865年に作曲したオルガン、
あるいはハーモニウムと混声四部合唱のための合唱曲です。

題名は『ラシーヌの雅歌』『ラシーヌ雅歌』『ラシーヌ頌』等、様々に訳されています。

17世紀フランスの古典劇作家ジャン・ラシーヌの宗教的な詩に基づいた作品であり、
古典宗教音楽学校(フランス語版)の卒業作品として作曲され、
これにより、フォーレは作曲部門一等賞を得て卒業しました。

変ニ長調、4分の4拍子、一貫して3連符のアルペッジョが貫かれ、
フォーレの円熟した合唱作曲の書法の片鱗がすでに見える見事な合唱が展開されます。

フォーレ 「ラシーヌの雅歌」
FAUREのRACINE_J1これほどまでに美しい音楽があるでしょうか。

 「ラシーヌの雅歌」はガブリエル・フォーレの初期の合唱曲です。
彼はニデルメイエール宗教音楽学校の生徒だった20歳の時(1865年)にこれを提出し、
作曲科で一等賞を獲得して卒業しました。学生時代の作品とはいえ、その音楽の純粋さ、
清澄さ、美しさは、まぎれもなくフォーレ独自のものです。
巧みな四声書法がジャン・ラシーヌの詩と融和し、高貴なハーモニーで聴き手を包み込んでいます。
短いながらも不足がない、シンプルで格調高い作品です。
様々な曲を書いた人が最後に到達した作品、といわれても誰も疑わないでしょう。

 原題は〈Cantique de Jean Racine〉で、「ジャン・ラシーヌの讃歌」や「ラシーヌ頌」とも訳されます。
この訳だけ見ると、ラシーヌを讃えている歌なのかと勘違いされそうですが、そうではありません。
ラシーヌの作品に曲をつけたものです。

 神であるみことば、わたしたちの唯一の希望、
 天と地の永遠の光である方よ、
 安らぎの夜のしじまを、わたしたちは破ります。
 神なる救い主よ、その眼差しをわれらに投げかけてください。

 あなたの力ある恩寵の炎をわたしたちに注いでください、
 あなたの声の響きに、全ての地獄が消え去りますように。
 あなたの掟を忘れさせる
 怠惰な魂の眠りを追い払ってください。

 キリストよ、この忠実な民に好意をお見せください、
 今あなたを祝福するために集っている民に。
 あなたの不滅の栄光を讃える歌を受けとってください。
 あなたからの恵みへの返礼たるこの歌を。

 わずかな時間で聴き手を異次元に連れて行ってしまう、まさに和声の奇跡と呼びたくなるような作品です。
モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」と比較されるのも納得できる曲です。
こういう繊細で純粋な作品は、指揮者や演奏者次第で変な色がついたり、余計な温度が加わってしまうので、
演奏によっては「とても聴いていられない」という結果にも陥りかねません。
作為的にドラマを作り出そうとする演奏ではなく、純粋な至福の5分間を味わいたいものです。

FAURE_RACINE_J2
 「ラシーヌの雅歌」のオリジナルはオルガン伴奏ですが、管弦楽版もあります。
さらにジョン・ラターによる編曲版もあります。
 オルガン伴奏によるガブリエル・フォーレ合唱団(ガブリエル・フォーレ少年合唱団と表記されているものもある)
による歌唱は、まじりけのない子供の声が素朴で美しく、音楽が持つ魅力を最大限引き出しています。
CD化もされましたが、現時点では入手困難の模様です。

神秘の霞の中でどこまでもやさしく歌われる旋律。その底で叫ぶことなくゆっくりと静かに広がっていく情熱。
そういう味わいが「ラシーヌの雅歌」という作品には存在するのです。

<フォーレについて>
 フォーレFaure(1845-1924)は、19世紀末から20世紀へと興味深い時期を生き、
その前後にヴァーグナー、フランク、マーラー、ドビュッシー、ストラヴィンスキー、
シェーンベルクなどが重なります。
しかし、彼らとの関連が見出しにくい。フォーレは時代に無関心のようにも見えますがそうではありませんでした。
何よりも自己に忠実であることを努めた人である。決して奇を衒うことのなく、
積み重ねた作品群がそれを物語っています。
 20世紀前後の特にフランス音楽のことを指して、近代音楽と一般にいわれています。
フランクが近代音楽の祖と一般にいわれていますが、フォーレはそうした動きを継承し、進めた作曲家の一人であると言えます。
彼は調性を自由に扱い、旋法的な音組織への傾向が強い作曲家でした。

 フォーレはフランスのパミエに生まれた。9才の時、パリのニデルメイエール音楽学校1)に入学し、
古今のすぐれた教会音楽の研究をすることができた。サン=サーンスに師事したことは、
フォーレに深い影響と実りを結ぶことになりました。
1896年にパリ音楽院の教授に迎えられ、フォーレの門下からラヴェル、シュミット、
エネスコなど大作曲家を輩出していくなど、優れた教育者でもありました。

<作曲の経緯>

 この作品は1865年、フォーレの20歳の時、パリのニデルメイエール音楽学校1)卒業作品として作曲した教会音楽です。
これによって作曲部門第一位を獲得して卒業しています。
変ニ長調4/4拍子、全体は3連符によるアルペジオで統一され、
フォーレの後の合唱曲の書法が彷彿とされる佳品である。終始美しさと静謐さが支配している教会音楽です。
フォーレがラシーヌの訳詞とどのような機縁で遭遇したのか明らかではありませんが、ラテン語による原作ではなく、
フランス語に訳されたものを音楽化しました。

 この作品は日本では「Cantique de Jean Racine」を「ラシーヌ賛歌」と訳され、周知されています。
しかし、意味がよくというか正しく伝わっていません。決してラシーヌを賛美しているのではないのです。
 ジャン・ラシーヌJean Baptiste Racineフランス(1639-99)は、
聖務日課(ローマ・ブレヴィアリウム1688年版)における朝課Matutinumの週日火曜日、
この時課の冒頭すぐに唱和される賛歌Hymnus “Consors paterni luminis”(ラテン語・アンブロジウス(c.339-397)作)に基づき、
ラシーヌは意訳したフランス語で再構築したというのが正しいかもしれません。
フォーレは教会音楽作品を作曲することを意図しました。原典の歌詞内容は、父である神と同格のみことば、
つまり三位一体(父と子と聖霊)における神の子イエス・キリストへの賛歌です。
ラシーヌの主意も同様であるが、原文をかなり意訳し翻案している。
「ラシーヌ訳詞による賛歌」というのが正しい解釈でしょう。

<「ラシーヌ訳詞による賛歌」の原典――アンブロジウスの詩>

 ジャン・ラシーヌJean Baptiste Racineフランス(1639-99)が訳した
「ラシーヌ訳詞による賛歌Cantique de Jean Racine」の原作は、アンブロジウスAmbrosiusイタリア(c.339-397)による詩です。
ここで言われている賛歌は、聖務日課(ローマ・ブレヴィアリウム1688年版)における
朝課Matutinumの週日火曜日、この時課の冒頭すぐに唱和される賛歌
Hymnus “Consors paterni luminis御父の光と同一な方”のことです。
現在も読書officium lectionis(旧朝課matutinum)の年間週日第一・第三週の賛歌として任意に用いられています。

 わが国では「ラシーヌ賛歌」とか「ラシーヌ雅歌」と訳されてこともありますが、
カトリック教会の典礼を基にした教会音楽作品です。
賛歌Hymnusラテン語はカトリック教会の典礼用語です。ラシーヌは賛歌Cantiqueフランス語と訳されました。
雅歌は狭義には、旧約聖書における一つの書である。ラテン語訳Nova Vulgata)ではCanticum canticorum)。

賛歌Hymnus “Consors paterni luminis御父の光と同一な方”

Consors paterni luminis
御父の光と同一な方

Consors paterni luminis,
lux ipse lucis et dies,
noctem canendo rumpimus:
assiste postulantibus.

あなたは御父の光と同一な方です。
光の中の光、陽光そのものです。
わたしたちは歌うことで闇を引き裂きます。
あなたに願い求める者をお助けください。

Aufer tenebras mentium,
fuga catervas daemonum,
expelle somnolentiam
ne pigritantes obruat.

心の闇を取り去ってください、
悪魔の群れを追放するために。
ねむけを取り払ってください、
怠惰な者たちにふりかからないように。

Sic, Christe, nobis omnibus
indulgeas credentibus,
ut prosit exorantibus
quod praecinentes psallimus.

それではキリストよ、わたしたちすべての
信じる者たちに、必ずいつくしみをお示しください。
祈りが役立つと願って、
わたしたちは詩編を歌います。

Sit, Christe, rex piissime,
tibi Patrique gloria
cum Spiritu Paraclito
in sempiterna saecula. Amen.

あわれみ深いキリストよ。
栄光は父とあなた(子)と
助け主の聖霊に。
いつも世々に。アーメン。


アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

---------------------------------------------------------

Cantique de Jean Racine

ラシーヌ讃歌(ジャン・ラシーヌによる讃歌)

注)対訳及び注釈は、C-Pro独自の解釈によるものです。研究者、作曲者、指揮者により異なる解釈を持つことが多々あります。あくまで参考資料としてご活用ください。

Verbe egal au Tres-Haut, notre unique esperance,
いと高き神に等しきお言葉よ、私たちのただひとつの希望よ。

Jour eternel de la terre et des cieux;
この天と地が永遠に続く日に、

De la paisible nuit nous rompons le silence,
私たちは穏やかな夜の静寂を破ります。

Divin Sauveur, jette sur nous les yeux!
救世主たる神よ、私たちを顧み給え!

Repands sur nous le feu de ta grace puissante,
あなたの気高さに満ちた炎を我らに放ち給え

Que tout l'enfer fuie au son de ta voix;
あなたの言葉の響きに、すべての地獄が追放されますように。

Dissipe le sommeil d'une ame languissante,
怠惰な魂の眠りを振り払い給え、

Qui la conduit a l'oubli de tes lois!
あなたの教えを忘れさせる魂など!

O Christ, sois favorable a ce peuple fidele
おお、キリストよ、あなたを信仰する者たちに優しくあれ

Pour te benir maintenant rassemble.
あなたを祝福するために、いま集まった者たちに。

Recois les chants qu'il offre a ta gloire immortelle,
あなたの永劫に続く栄光に捧げる、彼らの歌を聴き給え、

Et de tes dons qu'il retourne comble!
そして、彼らをあなたの祝福で満たしてお返しください。

Ship to Japan only

¥4,500

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品