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歌劇「魔笛」序曲 吹奏楽譜
シンフォニックで打楽器奏者も活躍できる原曲に忠実な楽譜です。
モーツァルトの名曲をコンサートのオープニングなどに、ぜひどうぞ。
お求めの際はこちらからお願いします。
アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/
参考音源
https://youtu.be/Fw__kR1AL2g
アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html
モーツァルト(1756-1791)にとって生涯最後の年となる1791年の夏、彼は
ウィーン郊外で歌劇「魔笛」の作曲に没頭していました。
次の子どもを身ごもっていた妻のコンスタンツェは、6歳になる上の子を連れて、
温泉地バーデンへ保養に出かけていて留守です。
「きみと一緒に子どもみたいに楽しく過ごしたことを考えると、
毎日が退屈で悲しくてたまらないよ‥‥」
寂しがりやのモーツァルトは、妻にあてて毎日、そんな手紙を書きながら、
興行師シカネーダーの用意した小さなあずまやに籠って仕事をしていたのです。
そんなある日、彼のもとを訪れたのが、灰色の服を着た不思議な男でした。
注文主の名前を秘めたまま、大金と引き換えに「レクイエム」の作曲を求める
この男の申し出を、気味悪がりながらも、モーツァルトは引き受けざるをえませんでした。
しかも宮廷からの注文で、8月の末からは別のオペラ「皇帝ティートの慈悲」を
大急ぎで仕上げなくてなりません。過労で身体の調子は悪くなる一方でした。
でもそんな中で、初演日9月30日のわずか2日前に書き上げられた
「魔笛」の音楽の、なんと美しいことでしょう。
演奏時間
第1幕 80分
第2幕 70分
合計 約2時間30分
このオペラのタイトルの意味は「魔法の笛」、メルヘンのようなお話です。
簡単なあらすじは
古代、エジプト王子タミーノは森の中に迷いこみます。
「パミーナの肖像画」を見たタミーノは、彼女に一目惚れをします。
タミーノは森で出会ったパパゲーノを従えて、捕らわれたパミーナを救出に向かいます。
試練を乗り越えたタミーノは、最後にパミーナと結ばれます。
この荒唐無稽とも思える筋の展開は、専門家によると、「自由、平等、友愛」を理想とする
秘密結社フリーメースンの思想の反映したものなのだそうです。
ちなみに、初演ではパパゲーノ役を興行師シカネーダー自身がつとめ
、夜の女王をコンスタンツェの姉、ヨゼファが歌っています。
序曲は、全楽器が一緒に強く奏する3つの和音で始まります。
そして混沌とした闇の世界を表わしているようなアダージョの序奏が続きます。
アレグロの主部に入ると、まず第2ヴァイオリンが第1主題を弾き、
4小節後に第1ヴァイオリンが、その7小節後にヴィオラとチェロ、
ファゴットが加わって、フーガのかたちで進んでゆきます。オーボエとフルートが
半音階で対話するようにからみあう第2主題を経て、終止したあと、
ふたたびアダージョに戻って、冒頭とよく似た和音が3回、鳴り響きます。
次のアレグロでは、第1主題が、第1ヴァイオリン、チェロ、コントラバスとファゴットの
順で展開します。
「魔笛」は初演のときから聴衆の大喝采を受け、ウィーン郊外の小さな劇場で
繰り返し上演されました。今も世界中のオペラハウスで、絶えることなく
演目にあがっています。
作曲を依頼したアウフ・デア・ヴィーデン劇場の座長シカネーダーが、
自らパパゲーノを演じ、モーツァルト自身の指揮によって1791年9月30日、
初演されました。その後、モーツァルトは12月5日に亡くなっています。
最後まで「もう一度、魔笛を聴きたい」と言っていたそうです。
モーツァルトはこのオペラをこよなく愛していたのでしょう。
『魔笛』は大ヒットし、1年ちょっとの間に100回も上演されました。
現在でも、聴衆にも暖かく受け入れられているオペラです。
当時興行主のエマヌエル・シカネーダーは、仕事がなく困っていました。
そこで、自身が台本を書き、同じフリーメイソン会員で友人でもあるモーツァルトに作曲を依頼して出来たオペラが『魔笛』です。
シカネーダーは俳優、歌手、演出家と何でもこなし、自身もパパゲーノを演じました。
初演はシカネーダーが設立したアン・デア・ウィーン劇場でおこなわれました。
すぐに『魔笛』は人気を博し、モーツァルトの生前までで100回以上の公演がうたれたと言われています。
一般市民を対象とした一座でしたので、物語はわかりやすい「お伽噺」になっており、曲と曲の間はセリフが挟まれます。
しかし一方で、物語はフリーメイソンとの深い繋がりも感じさせます。
物語はメルヘンの世界となっていて、ややストーリーにつじつまの合わない箇所があります。
これは、モーツァルトと台本を書いたシカネーダーの二人が、
当時流行っていた秘密結社「フリーメーソン」という一種の宗教の信者で、
作品にその教義を盛り込んだため、少し混乱してしまったようなのです。
しかし、基本的にはメルヘンの優しい世界の中で、楽しいエピソードが繰り広げられます。
いつもは敷居が高くて堅苦しいオペラ鑑賞も、このオペラなら肩の力を抜いて、
ゆっくり楽しむことができるでしょう。
誰でも知っているメロディー、オペラらしいメロディー。
極上のモーツァルトの音楽を聴くことができるのが、この『魔笛』の最大の魅力です。
例えば、夜の女王のアリアと言えば、コロラトゥーラと呼ばれるソプラノ歌手が
綱渡りのように最高音を出すことで、このオペラの名物となっています。
タミーノのアリア「なんと美しい絵姿」を歌う主役テノールは叙情的で優しい声が必要です。
また、パパゲーノとパパゲーナの二重唱「パ・パ・パ」は、何とも楽しい歌ですので、
ぜひ一度、聴いてみることを薦めします。
アトリエ・アニマート
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