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「私を泣かせてください」金管四重奏
編成はトランペット2本、トロンボーンまたはユーフォニアム、チューバです。
クラリネット四重奏、サックス四重奏、木管四重奏にも変更可能。
バロック期の素朴で温かな響きをお楽しみください。
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アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/
参考音源
https://youtu.be/4HqY1jylj0s
アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html
バロック・オペラの天才作曲家ヘンデルがハノーファー(ドイツ)からロンドンに
渡ったのは1710年のことでした。彼がロンドンで最初に上演したオペラが
《リナルド》です。11世紀末におこった第一次十字軍のエルサレム征服の史実をベースに、
ファンタジーを織り込んだ騎士物語オペラです。
ヘンデルはそれまでドイツやイタリアで発表していた作品の中から
良曲をこのオペラに転用しています。彼のデビュー作は大ヒットとなり、
ロンドンにおける英語オペラ派とイタリア・オペラ派の戦いに、
イタリア・オペラが決定的な勝利を収めた出来事となりました。
十字軍の騎士リナルドには総司令官ゴッフレードの娘アルミレーナという許嫁がいます。
ところがエルサレム征服まであと少しというところで、この地を治める王アルガンテの味方である
魔女アルミーダにアルミレーナが誘拐されてしまいます。
アルミレーナの美しさに魅了されたアルガンテは、自分の心をあげようと申し出ますが、
アルミレーナは自分が欲しいのは〈自由〉だけですと答え、このアリアを歌います。
「泣かせてください、私のむごい運命を。自由を願い、ため息をつくままにさせてください。
私の苦悩を憐れんだ悲嘆が、この束縛を断ち切ってくれますように」
イタリア語の意味は「Lasica ch’io? 私に?させておいてください(英語ではLet me)、
pianga 泣くままに、mia 私の、cruda 残酷な、sorte 運命を」となります。
ヘンデルは旋律の美しい高貴な曲を数多く残しました。中でもこの「泣かせてください」は、
オペラ《セルセ》の有名なアリア「オンブラ・マイ・フ」と同じLargoラルゴ(ゆったりとした)という
テンポで書かれています。
当時の名歌手たちは、アリアの繰り返し部分を各自の技量とテイストによって装飾し、
その歌手だけのオリジナル・ピースに仕上げて歌っていました。
傲慢で強引な王アルガンテを拒絶し、死を願うことで対抗するアルミレーナの気高さを感じられる
演奏で皆様がこのアリアを味わうことができますように。
「私を泣かせてください」(伊語:Lascia ch'io pianga)
歌詞・対訳
Lascia ch'io pianga
mia cruda sorte,
e che sospiri la liberta.
Il duolo infranga queste ritorte
de' miei martiri sol per pieta.
どうか泣くのをお許しください
この過酷な運命に
どうか自由にあこがれることをお許しください
わが悲しみは、打ち続く受難に鎖されたまま
憐れみさえも受けられないのであれば
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