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木管六重奏ドビュッシー : ゴリウォーグのケークウォーク 楽譜

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木管六重奏ドビュッシー :子供の領分 ゴリウォーグのケークウォーク
Debussy, Claude Achille:Children's corner "Golliwog's cakewalk"

編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bs.Cl.、Bsn.です。
Ob.はCl.に変更可能。
Cl.はアルトサックスやテナーサックスに変更可能。
Bsn.2本またはBs.Cl.2本でも演奏可能。
Bs.Cl.、Bsn.はバリトンサックスに変更可能。
ユーモラスで可愛らしいドビュッシー作品をぜひ表現してみてください。
お求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/53EW08-fKdE

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

ゴリウォーグのケークウォーク
「ゴリウォーグ」とは、イギリスの児童文学者フローレンス・ケイト・アプトン(Florence Kate Upton 1873?1922)が
、1895年に「2つのオランダ人形とゴリウォーグの冒険(The Adventures of two Dutch dolls and a Golliwogg)」で発表した
黒人のキャラクターです。「ケークウォーク」とは19世紀末にアメリカの黒人の間で誕生した踊りで、
コンテストの優勝者にはケーキが与えられたことからこの名が付いたとも言われています。

アメリカのポピュラー音楽を素材とした曲を作った人は、19世紀にもゴットシャルクのようにいたのですが、
それらは、20世紀になってからヨーロッパの音楽に大きな影響を与えました。この曲はその最初期の例の一つでしょう。

当時はやっていた黒人の人形の印象を曲にしたといわれています。グロテスクでユーモラスな格好をした人形が、
ぎくしゃくとぎこちない動きをしながら踊ったり、ころんだりしているさまが、
当時ヨーロッパではやりはじめたジャズ音楽と組み合わされて表現されています。
ドビュッシーは、ここでは教会旋法は特に用いず、和音についても、従来ロマン派までで使われてきたものを中心に用いています。
リズムは、シンコペーションを効果的に使うなどとても刺激的です。
また、強弱やアーティキュレーションは指示がとても細かく、それらをすべて守ることで、
ドビュッシーが考えていた複雑な音楽世界が現れてきます。

43歳になったドビュッシーは二人目の妻との間に一人の娘クロード・エンマを授かります。
そして、ここからは親バカの道を邁進することになるのです。娘のことを「シュシュ(キャベツちゃん)」と呼び、
仕事で家から遠く離れると娘に愛を伝える手紙を送りました。そして1908年、3歳になった娘に捧げたプレゼントこそ、
「ゴリウォーグのケークウォーク」も含まれるピアノ組曲「こどもの領分」でした。

楽譜の表紙の絵をもドビュッシーが描いたというこの作品には、彼がイメージする、愛する娘を中心とした小さな世界が描かれます。
ある曲はピアノの練習曲に奮闘する子供の姿を、またある曲ではシュシュが愛してやまなかったというぬいぐるみや人形を主人公に、
ユーモラスで暖かな物語が語られます。ドビュッシーにとって異例の雰囲気を持ったこの組曲は、
彼の心配をよそに、初演から観客の心をつかみました。

「こどもの領分」の最後を飾る「ゴリウォーグのケークウォーク」は、シュシュが大好きだった「ゴリウォーグ」が
踊りだすイメージで作曲されています。ドビュッシーが当時興味を持っていたアメリカのダンス「ケークウォーク」の
音楽をヒントにかかれた、独特のユーモアを持つ作品です。またこの作品には、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の
冒頭部分が引用されています。しかもその引用直後には、まるで観客が笑っているようなフレーズが続きます。偉大なワーグナーに
あこがれたドビュッシーの憎愛入り混じるリスペクトがこの作品のユーモアを生んでいます。

アトリエ・アニマート
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