・翌月にまとめてお支払い可能
・手数料無料(口座振替の場合)
・アプリでご利用金額を確認できて安心
¥2,250 税込
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
木管五重奏 ドビュッシー :ベルガマスク組曲〔第三曲〕月の光
Debussy, Claude Achille:Suite bergamasque
編成はフルート2本、クラリネット2本、ファゴットです。
変更可能楽器はファゴット→バス・クラリネットです。
幻想的な光に満ちた作品をぜひ演奏表現してください。
お求めの際は、こちらからお願いいたします。
アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/
参考音源
https://youtu.be/UYim7PdJcMQ
アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html
この作品は4つの小曲から成っています。初期のピアノ作品で、1890年ころから書き始めましたが、完成に至るまではほぼ15年という長い年月がかかっています。
ドビュッシー独自の語法はまだ確立していない時期で、マスネ、グリーグ、サン=サーンスなどの影響が顕著にみられます。
親しみやすい曲想で知られています。とりわけ第3曲「月の光」はドビュッシーの作品のなかでも最も有名であり、単独での演奏機会も多い曲です。
バロック舞踏組曲の形式で書かれていて豊かないろどりと幻想的な美しさが共存しています。
「ベルガマスク」というタイトルの由来については、いろいろな説があります。イタリア在学中、北部イタリアのベルガモ地方を訪問した際、
その地方独特の舞曲「ベルガマスカ」に強い影響をうけ、この名前もそこに由来している、というものや、
詩人ヴェルレーヌの詩集《雅びた宴》のなかに出てくる「18世紀の宮廷的(ベルガマスク)な」という言葉が関係している、という説があります。
〔第一曲〕プレリュード
ヘ長調、Moderato、4分の4拍子。和音に支えられた印象的な旋律が、リズムの変化や楽句の反復により展開していきます。
冒頭部分は旋律と低音が反進行する形で進み、中間部では教会旋法の一種であるエオリア旋法で書かれています。
〔第二曲〕メヌエット
イ短調、Andantino、4分の3拍子。「きわめてデリケートに」と指示があり、その敏感な動きは、18世紀フランスのクラヴサン作曲家の作品に
通じるような、洗練された美しさがあります。
冒頭部分のスタッカートを中心とした軽快な主題は、教会旋法の一種であるドリア旋法で書かれています。
〔第三曲〕月の光
変ニ長調、Andante tres expressif、8分の9拍子。ドビュッシーの作品の中でも一般的に広く親しまれている曲です。
ヴェルレーヌの詩集『雅びた宴』の中の一つ、「月の光」でも、ベルガマスクという言葉がみられます。
この詩では、一見楽しそうではありますが、仮面の下には悲しみや郷愁の念をかくしもっている道化師たちの様子がうたわれています。
ほとんどピアニッシモで演奏される夜想曲で、優しく切ない曲想で有名です。中間部の優雅な旋律は教会旋法の一種ミクソリディア旋法が採用されています。
なお、1900年から1901年にかけて出版されたドビュッシーの「夜想曲」に掲載されたこの曲集の広告では、当初のタイトルは
「感傷的な散歩道(Promenade sentimentale)」となっていましたが、後にこのタイトルへ変えられた。
〔第四曲〕パスピエ
嬰ヘ短調、Allegretto ma non troppo、4分の4拍子。パスピエは本来3拍子のフランスの古舞曲ですが、ドビュッシーは、
四拍子で作曲しています。
終曲であり、再びバロック舞曲によっています。パスピエは一般に4分の3拍子ですが、この曲は4分の4拍子です。こちらも当初のタイトルは
「パヴァーヌ(Pavane)」となっていて、パスピエでありながら4分の4拍子であるのはこの名残です。
ドビュッシーがこの作品を作った経緯は、1884年に地元フランスの奨学金付留学制度のもとに開催されていた「ローマ賞」で第一等を受賞したことがきっかけです。
曲自体はフランスへ帰ってきてから作られましたが、「ベルガマスク組曲」の「ベルガマスク」という言葉は、このときの留学で訪れた場所が関係していると言われています。
彼が訪れた、イタリア北部にある壮大なアルプスの麓に広がるベルガモ地方には、その地域に伝わる「ベルガマスカ」という舞踊があり、それが語源です。。
クロード・アシル・ドビュッシー(Claude Achille Debussy)
1862年8月22日 - 1918年3月25日)は、フランスの作曲家。長音階・短音階以外の旋法と、
機能和声にとらわれることのない自由な和声法などを用いて独自の作曲を実行し、
その伝統から外れた音階と和声の用い方から19世紀後半から20世紀初頭にかけて
最も影響力を持った作曲家です。
ドビュッシーの音楽は、代表作『海』や『夜想曲』などにみられる特徴的な作曲技法から、
「印象主義音楽(印象派)」と称されることもあります。
彼の音楽は、古い伝統的なスタイルの殻を破り、自由に光と影が綾なす色彩に音楽を開放しました。
このことは伝統的な、ドイツからの影響を受けたものとは相反することとなりました。
次第にワーグナーに敵対心を持つようになり、後年勃発した第一次世界大戦により、
彼のドイツ嫌いは決定的となりました。
1911年(49歳)にストラヴィンスキーに出会い、彼を含め後世に多大な影響を与えました。
今では現代音楽の始祖と呼ばれることを不動のものにしています。
アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/
お支払い方法について
¥2,250 税込