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木管五重奏 6つの小品 感傷的なワルツ Op.51-6 ヘ短調
6 Morceaux "Valse sentimentale" f-moll Op.51-6
Tchaikovsky, Pytr Il'ich
編成はFl.、Ob.(Cl.)、Cl.2本、Bsn.です。
Bsn.はBs.Cl.に変更可能です。Bs.Cl.のパート譜も同梱しています。
Ob.(Cl.)はどちらのパート譜も同梱しています。
サックス五重奏版、金管五重奏版は発売中です。
チャイコフスキーの繊細で叙情的な名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。
お求めの際はこちらからお願いします。
アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/
参考音源
https://youtu.be/MTz63K_73Ag
アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html
ピアノ曲「6つの小品」作品51は次のような曲構成になっています。
1.サロン風ワルツ Op.51-1
2.少し踊るようなポルカ Op.51-2
3.メヌエット・スケルツォーソ Op.51-3
4.ナタ・ワルツ Op.51-4
5.ロマンス Op.51-5
6.感傷的なワルツ Op.51-6
「6つの小品」作品51は1882年、42歳のチャイコフスキーが妹アレクサンドラの住むキエフ郊外のカメンカと言う村で書いた作品で、
華やかさよりも、ささやかな感じの情緒が盛られ、地味ではあるものの忘れ難い音楽ばかりです。
作曲家の弟によると、チャイコフスキーの人生で最も幸せな期間に書かれた作品とのことです。
音楽評論でも知られる作曲家ボリス・アサーフィエフは、これらの小品を「真の慈悲深さがあり、人の心を暖める」と評しています。
以下6つの曲からなっていますが、この中の第4曲を除いて絢爛たる規模を誇る大作、歌劇「マゼッパ」の創作時期にもあたりますので、
大きな作品の合間を縫って、書かれた力みのない心温まる作品です。
第1曲「サロン風ワルツ」は、豊かな詩的表現で満たされ、もはや舞曲形式の範囲を上回っています。
ワルツのリズムが歌謡性の強い旋律と対照を保ちながら並行します。簡潔さが保たれている点、優れたものを感じます。
第2曲「ポルカ」は、急速な歩調を鋭く強調したチェコ舞曲ですが、チャイコフスキーはその特徴を十分に消化し、
ピアノの技巧に活かしています。
第3曲「メヌエット・スケルツォーソ」は、威厳あるフランス風メヌエットとユーモラスなスケルツォを融合したような書法で
その構造についてはやや緩く作られています。
第4曲「ナタ・ワルツ」は、もともと1873年に妹アレクサンドラの嫁ぎ先であるダヴィドフ家の友人ナターリャ・プレスカヤに
捧げたごく個人的に書いた小品のようで、それを演奏会用に改訂したとのことです。
第5曲「ロマンス」は、雄弁な叙唱要素を、あたかも歌う様な器楽用法によって表現されており、ピアノによるロマンス(歌曲)の
優れた例の一つに思います。この作品51の曲集の中でも特にピアノの質感にこだわった小曲に感じます。
第6曲「感傷的ワルツ」は、その憂鬱な響きに際立った美しさがあります。ロシアの街に流れる大衆的な歌を模したのでしょうか、
聴き手の心に率直に語りかけてくる親密さがあります。ヴァイオリン用にも編曲され独立して広く愛好されています。
チャイコフスキー(1840-1893 ロシア)
チャイコフスキーは,19世紀後半のロシアの作曲家です。幼いころから音楽に親しみ,才能にめぐまれていましたが,
法律学校で勉強して,いったんは法務省で働き始めました。しかし音楽への思いを捨て切れず,23歳のときにペテルブルク音楽院に入り,
音楽家として生きる道を選びます。
卒業後,彼はモスクワ音楽院で教えながら,ピアノ協奏曲第1番やバレエ音楽「白鳥の湖」のほか,たくさんの作品を発表していきます。
やがて,チャイコフスキーの作曲活動を支えるために,裕福なフォン メック夫人がお金の援助をすることになりました。
彼は音楽院の仕事を辞め,作曲に専念します。その後は,ヴァイオリン協奏曲をはじめ,さらに多くの作品が生み出され,彼の名声は西ヨーロッパへも広がっていきました。
たゆまぬ努力で作曲を続けたチャイコフスキーは,最後の作品となる交響曲第6番「悲愴」の初演を指揮した9日後に,その一生を終えています。
19世紀に世界を席巻した動きのひとつに、民族主義があります。
19世紀後半、ロシアでも文学や音楽において民族主義の動きが高まりました。
当時のロシアには、5人組と呼ばれたロシア民族主義の音楽家が存在しています。バラキレフ、キュイ、ボロディン、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフがその5人です。
この5人組の音楽は、現在も人気があります。しかし、5人が束になってもチャイコフスキーにはかないません。
チャイコフスキーは、この5人と同時代に生きながらその流れに逆行し、クラシックの正統を歩むことになります。
これはつまり、チャイコフスキーの音楽はロシアらしさに欠け、ゆえにロシアの国外でも広く受け入れられるという
幸運な要素を有していたのです。
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