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木管と打楽器八重奏(九重奏)「バッカス万歳!」楽譜

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木管と打楽器八重奏(九重奏)「バッカス万歳!」
オペラ『後宮からの誘拐』第2幕第八場から二重唱
Vivat Bacchus! Bacchus lebe!
KV384-14
W.A.Mozart

編成はフルート、オーボエ、クラリネット2本、ファゴットに加えてトライアングル、シンバル、大太鼓(2~3名)です。
フルートはクラリネットに変更可能です。オーボエはクラリネットに変更可能です。
ファゴットはバスクラリネットに変更可能です。したがってオール・クラリネットで演奏可能です。

若きモーツァルトの魅惑の旋律をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。
お求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/lwt7Qst7kEw

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

『後宮からの逃走(Die Entfuhrung aus dem Serail)』は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart/1756年-1791年)によって作曲されたオペラです。
『後宮からの誘拐』とも呼ばれます。
このオペラはオーストリア皇帝ヨーゼフ2世の依頼で作曲されました。
皇帝は「音符が多すぎる」と指摘したそうですが、モーツァルトは自信を持ってそれを否定したそうです。
ザルツブルクからウィーンに移住したばかりのモーツァルトは、このオペラの成功でウィーンでの評判を得ることが出来ました。
またこのオペラはモーツァルトにとって初めての本格的なジングシュピールで、レチタティーヴォはなくセリフで劇は進行します。
社会的な地位には恵まれてないけれど新しい音楽への創造力に満ちた若きモーツァルトの魅惑の旋律と斬新な響きに満ちています。

《簡単なあらすじ》
コンスタンツェ、ペドリッロ、ブロンデの3人は海賊に囚われます。
そして3人は太守セリムの宮殿に奴隷として売られ、そこで生活をしています。
ベルモンテはコンスタンツェたちを救出するために、宮殿へ向かいます。
救出はあと一歩のところで失敗に終わりますが、太守セリムの寛容さで皆は解放されます。
セリムの偉大さが称えられる中、ハッピーエンドで幕は降ります。

モーツァルトの5大オペラのひとつとして高い人気を誇ります。中ではもっとも若い時期の作であり、溌剌としたリズムと親しみやすいメロディにあふれ、
標準的な台詞をふくめた上演時間もやや短めになっています。
『魔弾の射手』の作曲家ウェーバーが『後宮からの誘拐』を次のように賞賛しています。
“青春の清新さが勝利を収めた作品である。もっとも、傑出した和声を時に面白がって厳格にしたり無理にひねったりした結果、
いかにも若気の至りの有頂天とひとりよがりに陥っていることもある。(中略)
だが芸術家としての私個人からの感性から言えば、若さがはちきれそうなこの陽気で汚れを知らぬ優しい作品が大好きである。
私はこの作品の中に、誰一人取り戻すことのできない快活な青春時代を、そして、欠点を除去しようとすればたちまちのうちに
逃げ去ってしまうあの魅力を見る。わが信ずるところをここにあえて表明するとすれば、モーツアルトが芸術的に熟達したのは
『後宮』においてであって、その後は世慣れた作品を作っていっただけである。
『フィガロ』とか『ドン・ジョヴァンニ』とかいったオペラなら、彼はいくつも書けたが、『後宮』のような作品はもう二度と書けなかった。”
(ウェーバー)

当時から東方の異国トルコへの憧れがヨーロッパでは強く、ファッションから音楽にいたるまでトルコ風のものが好まれていました。
第2幕第八場で宮殿からの「逃走計画」を立てる場面で歌われる二重唱が"Duett Vivat Bachus(バッカス万歳!)"です。
第2幕第六場でトルコの太守が去ったところに、ブロンデ、続いてペドリッロが現れます。
ペドリッロはブロンデに
「ベルモンテ様が助けに来てくれたよ!」
「今夜ここから脱走するんだ!」
「梯子(はしご)を部屋にかけて、外に出る計画だよ。」
と、逃走計画を説明します
ブロンデは喜び、計画をコンスタンツェへ伝えに去っていきます。
第八場ペドリッロはオスミンを誘って酒を飲ませ、眠らせようとします、二重唱「バッカス万歳! Vivat Bacchus! Bacchus lebe!」)。
オスミンがペドリロの元気をみとがめます。酒を勧められて怪しみながらも、
第14曲二重唱「万歳バッカス」と、酒にはまってしまうオスミン。眠り薬のせいで眠ってしまうオスミンです。

モーツァルト:オペラ『後宮からの誘拐』から『ばんざいバッカス!バッカスばんざい!』
第14曲 ペドリロとオスミンの二重唱『ばんざいバッカス!バッカスばんざい!』 歌詞

●ペドリロ
ばんざいバッカス!バッカスばんざい!
バッカスはいい男だった!

●オスミン
やってもいいのか?
飲んでもいいのか?
アッラーの神はご覧になっているかな?

●ペドリロ
何をためらっているんだよ?
飲めよ、飲んじまいなよ
いつまで考えているんだよ!

(オスミン飲む)

●オスミン
とうとう飲んでやったぞ
よくやったもんだ!
俺の勇気はたいしたもんだ!

●ふたり
女の子、ばんざい!
ブロンドも、茶色も
女の子、みんなばんざい!

●ペドリロ
こいつはうまい酒だ!

●オスミン
まったくうまい酒だ!

●ふたり
これこそ神の飲み物だ!
ばんざいバッカス!バッカスばんざい!
酒を発明したバッカスばんざい!
女の子ばんざい!

歌が終わると、オスミンが酔いとともに、眠り薬が効いてきて、陽気に、フラフラになってきます。
最後には、あれほど憎んでいたペドリロに、『おい兄弟、これはマホメット様…じゃなくて、太守様には内緒だ、頼んだぞ、お休み、兄弟…』
と言いながら、家に帰っていきます。
人間関係を改善させ、深めてくれるのは酒の最大の効用です。
扱いを間違えると悪化させることもありますね。

トルコ人にとっての飲酒とは、微妙な関係です。
オスミンはイスラムの禁酒の戒律を気にしながら、ペドリロにそそのかされて飲酒してしまいます。
ムスリム(イスラム教徒)は飲酒を禁じられていますが、厳格さは、国、民族、個人によっても違っていて、
トルコは比較的緩いことがこの当時から知られていました。

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