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鍵盤打楽器『きらきら星変奏曲』 C Dur 楽譜

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鍵盤打楽器『きらきら星変奏曲』 C Dur
Twinkle Twinkle Little Star Mozart Variation
W.A.Mozart

編成はグロッケン、シロフォン、ヴィブラフォン、マリンバです。
クラリネット四重奏 As Dur版、サックス四重奏 As Dur版、木管四重奏四重奏 C Dur版は発売中です。
このアレンジは一般的な音域で書かれています。

若きモーツァルトの魅惑の旋律をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。
お求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/b33vjjOWfxY

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

「きらきら光る お空の星よ」の歌い出しで親しまれる童謡「きらきら星」。
これは英語圏で歌われている『Twinkle, Twinkle, Little Star』(トゥインクル・トゥインクル・リトル・スター)の歌詞が
日本語訳・アレンジされた曲です。
『Twinkle, Twinkle, Little Star』のメロディは、18世紀フランスの民謡「ああ、話したいの、ママ Ah ! vous dirai-je, Maman」が使われています。
このフランス民謡に『Twinkle, Twinkle, Little Star』の歌詞がつけられたのは19世紀初めごろのことです。
イギリスの詩人ジェーン・テイラー(Jane Taylor)の詩「The Star」(ザ・スター/星)の一部が用いられ、
1805年に詩集「ナーサリーライム(Rhymes for the Nursery)」の中で始めて発表されました。

【歌詞】
Ah ! vous dirai-je, maman,
Ce qui cause mon tourment ?
Depuis que j'ai vu Clitandre,
Me regarder d'un air tendre ;
Mon c?ur dit a chaque instant :
≪ Peut-on vivre sans amant ? ≫
【意訳】
ああ!ママ、言わせて
私の苦しみの原因はなんなの?
優しいClitandre(人名)
そんな彼と出会ってから
私の心はいつも語りかけるの
「私たちは恋人なしで生きていくことはできるの?」と。

『きらきら星変奏曲』は、モーツァルトがウィーンに引っ越した頃、1781年-82年に作曲したピアノ曲です。
 原題(12 Variationen uber ein franzosisches Lied “Ah, vous dirai-je, maman” )を直訳すると、
『フランスの歌曲「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲』で、当時フランスで流行していたシャンソン・歌曲です。
このフランス歌曲のメロディが、モーツァルトの死後、『きらきら星』の歌詞と結びつきました。
つまり、モーツァルトが生きていた頃は、まだ『きらきら星』という曲は存在していないため、このモーツァルトの変奏曲を
『きらきら星変奏曲』と呼ぶことに違和感はないのですが、今ではこのタイトルの方が馴染み深いことは間違いありません。
 私たちが知っている歌詞の元である「Twinkle, twinkle, little star」は、1806年にイギリスの詩人、ジェーン・テイラーによって書かれました。
それは、モーツァルトが亡くなってから15年ほど経ってからのことでした。

変奏曲の構成は次のようになっています。
主題   主題の提示だが、現在『きらきら星』として知られる曲よりも少し修飾がなされている。
第1変奏 16分音符と巧みな半音階の導入できらびやかな効果を出している。
第2変奏 ずっしりとしたアルペジョが速いパッセージで登場
第3変奏 アルペジョで美しい音色を出す。
第4変奏 10度飛ぶ厄介な部分。気まぐれな雰囲気を出す。
第5変奏 ここでは一度静まり返る。軽々しい和音に不協和音が一部混ざることにより、更にかわいらしさがあふれる。
第6変奏 速いパッセージと共に右手がメイン。途中から右手に速いパッセージが来る。
第7変奏 1オクターブのスケールで始まり壮大さが生まれる
第8変奏 ハ短調に転じる。ここでは短調の雰囲気で重々しく流れる
第9変奏 ハ長調に戻る。軽快な音が響き渡る。
第10変奏 細かな分散和音と共に盛り上がる。
第11変奏 速度がアダージョになる。少々主題に手が加えられた部分もある。ゆっくりめで温和な雰囲気。最終変奏の前の緩徐楽章的な役割。
第12変奏 3拍子になる。左手の速いパッセージで始まり、非常に速い。最後は、大いにクレシェンドして終わる。

モーツァルト[1756~1791]はオーストリアの作曲家です。ハイドンとならぶウィーン古典派音楽の代表者で、器楽・声楽の両分野にわたり、600曲以上の作品を残しました。
作品では、交響曲・協奏曲・室内楽曲・ピアノソナタのほか、オペラ「フィガロの結婚」「ドン=ジョバンニ」「魔笛」などが代表作です。
モーツァルトは古典派中期の大作曲家です。
古典派の中期から興隆期を日本の歴史に例えると、徳川幕府の中後期の名老中の一人=松平定信(1759-1829)の生きた時代と同じころだと言えます。
モーツァルトの生きた時代は、神聖ローマ帝国の最末期にあたりますし、またイギリスで起こった第1次産業革命の時期にも重なっています。
ドイツ・オーストリア圏は、最末期とは言えまだ神聖ローマ帝国の支配下でしたから、基本的には封建社会が続いていたので、
音楽家の生活は今日の自由な社会から見れば窮屈なものだったかもしれません。
その中で、アマデウス・モーツァルトの父=レオポルドは、息子の天性の素質と才能を見抜き、雇い主のザルツブルグ大司教から相当に無理をして
許諾を得て、伝統的にヨーロッパ文化のトップモード発進地であったイタリアへの演奏旅行を何度も敢行したのでした。

そのような環境の下で天性を開花させていったモーツァルトは、遂に1781年には雇い主であるザルツブルグ大司教と決別して、
ウィーンにフリーの音楽家として定住するに至ったのです。これは当時としては破天荒以外の何物でもない思いきった行動で、
フランス革命以後の芸術家の在り方を先取りしていたのです。
しかし結局、晩年(といっても30歳台半ばですが)には困窮を極める生活に陥り、遂に病に倒れてこの世を去ったのでした。

モーツァルトは古典主義音楽の中心的存在として、どんな特徴があると言えるのでしょうか?
ソナタ形式というのは、第1主題と第2主題を提示し、それらにもとづく展開部をそれに続け、最後に、再び2つの主題を再現するという方式、
いいかえれば、きわめてメカニックな論理性に支配される形式といえます。
ベートーヴェンがハイドンから受け継いだものは、その論理性にほかなりません。
モーツァルトは、その論理性に豊かな色づけと楽しさを与え、そのメカニズムから堅さを取り除いたのです。
天才ならではの流れるような優雅な旋律、しかもそれがやや断片的に現れながらも、けっして散漫になりません。
そして副主題らしきものを多く出しながらも、微妙で、不規則で多様性に富む旋律様式を生み出す巧みさは、
その反面、構成的、論理的には脆さを見せることもないではありません。しかし、それを、モーツァルトはその天才的な能力で、
見事に縫合し、まとめ、その脆弱性を逆に利用して、音楽的な情緒性を盛り立てるのに成功したのです。

アトリエ・アニマート
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