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木管五重奏 シバの女王の到着(入城)F Dur
オラトリオ「ソロモン」より
Arrival of the Queen of Sheba
HWV 67
編成はFl.2本、Ob.、Cl.、Bsn.です。
原調は変ロ長調です。Bsn.はBs.Cl.で演奏可能です。
Bs.Cl.のパート譜はセットに同梱しています。
クラリネット五重奏C Dur版、サックス五重奏C Dur版は発売中です。
華やかなイギリスのバロック作品をコンサートピースに、ぜひどうぞ。
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https://animato.official.ec/
参考音源
https://youtu.be/xz6W5xBMsJc
アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html
『シバの女王の到着(入城)』は、イギリスで活躍した作曲家、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759)が
1748年に作曲したオラトリオ「ソロモン」HWV67の第3幕で演奏されるシンフォニアです。
明朗で溌剌とした曲想で、オリジナルは2本のオーボエと弦楽合奏、通奏低音による典雅な雰囲気の楽曲です
オラトリオとは宗教的な題材をもとに、独唱、合唱、管弦楽から構成される楽曲のことです。
オペラと似ている部分もありますが、舞台装置や衣装、演技がないと言う点では明確に異なります。
ヘンデルはドイツ出身ですが、1712年以来ロンドンに移住し、イタリア・オペラの作曲家として大きな成功を収めます。
しかし、その後イタリア・オペラが衰退すると、ヘンデルはやがて英語でのオラトリオの作曲に創作の軸を移していきます。
1741年頃からはイタリア・オペラを作曲するのを止め、オラトリオの作曲に専念していきます。
ヘンデルは1750年代の前半には視力を失い作曲活動が出来なくなったため、晩年と言ってもよい時期の作品です。
「ソロモン」とは旧約聖書に登場する古代イスラエルの王ダビデを父に持つイスラエル王国第3代の王で、
エジプトのファラオの娘を嫁にとり、古代イスラエルの最盛期を築きました。
ある夜、ソロモンの枕元に神が降り立ちました。神から「何でも望むものを与えよう」と言われたソロモンは
知恵を求め、ソロモンは神授の知恵者としてその名を轟かせました。
オラトリオの第2幕では2人の遊女がそれぞれ自分の子供であると主張する赤ん坊について、ソロモンの知恵が試されます。
ソロモンは剣で赤子を切り分けて、それぞれに与えると言って剣を抜きますが、
片方の女がそれなら相手に渡す方がいいと泣き崩れます。
その姿を見たソロモンは泣き崩れた女を真の母親だと裁定します。
ソロモンの賢明な裁きは、江戸時代の大岡裁きの話のルーツ・元ネタとなっています。
第3幕ではソロモンの王国へ公式訪問したシバの女王が音楽やダンスで歓迎されるシーンが描かれます。
ソロモンの知恵を試しに来たシバの女王の歓迎会の場面にあたります。
シバとは旧約聖書に登場する王国で、ソロモンが治めるイスラエル王国の南に位置していたと言われ、
その場所は南アラビアだったともエチオピア近辺だったとも言われています。
旧約聖書「列王記上」や「歴代誌下」の記述によれば、ソロモン王の知恵の噂を聴いたシバの女王は、彼を試そうとエルサレムを訪問し、
ソロモン王に数々の質問を浴びせました。
シバの女王からの質問攻めにもすべて受け答えて見せたソロモン王。その知恵と立派な宮殿に感嘆したシバの女王は、
ソロモンが仕える神を称え、金塊や宝石、香料などを贈ったと伝えられています。
「シバの女王」とは、旧約聖書に登場する女王で、1世紀頃にエジプトとエチオピアを支配した女王とされています。
「サバの女王」との表記も見られます。
第3幕でシバの女王はソロモンに数々の質問を浴びせますが、ソロモンはその全てに答え、シバの女王を感嘆させます。
「シバの女王の到着」はこの第3幕の冒頭で演奏されるシンフォニアです。
シンフォニアとはバロック期のオペラやオラトリオの中で歌唱を伴わない器楽による合奏曲です。
単独で演奏されることの多いこの「シバの女王の到着」は2012年のロンドン・オリンピックの開会式でも用いられました。
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