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クラリネット五重奏「ブーレ I/II」(バッハ)楽譜

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クラリネット五重奏「ブーレ I/II」(バッハ)
無伴奏チェロ組曲 第3番ハ長調 BWV1009から
Johann Sebastian Bach
(Bourree I/II)BWV1009-5

編成はCl.4本、Bs,Cl.です。
金管五重奏、サックス五重奏、木管五重奏版は発売中です。

バッハによる幸福に満ちた作品を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。
お求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/qYkkZxkXWlI

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲は分散和音で奏されるチェロの豊かな響きが心に残る冒頭部分は大変有名で、曲名は知らずとも多くの方が聞き覚えのある旋律だと思います。
 組曲全6曲が書かれた年代については、ケーテンの宮廷楽長時代(1717~23年)の前期と推定されています。
組曲の構造はバッハのクラヴィーア曲(例えば《イギリス組曲》等)と同様に、定型であるアルマンド/クーラント/サラバンド/ジーグの4つの舞曲形式を基本として、
加えて第1曲に前奏曲、最後のジーグの前の第5曲にメヌエット・ガボット・ブーレのいずれかの流行舞曲を取り入れた形に統一されています。

1717年、バッハは32歳の時にケーテンの宮廷楽長に迎えられました。
当地の侯爵は音楽に理解が深く、優れた奏者を抱え、自らも楽器を嗜むほどでした。
その恵まれた環境の中でバッハは管弦楽組曲、ブランデンブルク協奏曲など器楽の傑作を数多く生み出したのです。
さらには実験的な創作の挑戦も許され、無伴奏のヴァイオリンおよびチェロで豊かな和声と精巧な対位法を併せ持った壮大な世界を創造したのでした。 
これまで伴奏に従事していたチェロが独奏楽器として扱われはじめたころで、その独奏も伴奏付きだったから、やはりバッハは並はずれた作曲家ですね。
第3番はチェロが明るく、そして存分に鳴り響くハ長調で書かれ、雄大な音楽を聴かせます。
前作第2番の悲劇的な楽想とは対照的です。

第2番を創作するころに最初の妻マリア・バルバラと死別してしまいます。その深い哀しみを第2番で吐露しました。
そして数人の子どもを抱えて途方に暮れていたことでしょう。 
しかしほぼ1年半後には同じ宮廷の歌手であったアンナ・マクダレーナを迎えることができたのです。
マクダレーナは優れた音楽家でるばかりか、バッハの仕事を支えた良妻だったのです。
その幸福で揚々たる心境が楽曲の隅々までに満ちています。

「組曲」とは一般的に何種類かの舞曲を並べたもののことで、16世紀から18世紀頃の間に流行した音楽形式です。
この形式はバロック時代の終焉とともにすたれていき、わずかにメヌエット楽章などにその痕跡を残すことになります。

その後の時代にも組曲という名の作品はありますが、それはこの意味での形式ではなく、交響曲ほどの厳密な形式を持つことのない自由な形式の作品というものになっています。
この二通りの使用法を明確に区別するために、バッハ時代の組曲は「古典組曲」、それ以後の自由な形式を「近代組曲」と呼びます。

バッハは、ケーテンの宮廷楽長をつとめていた時代にこの組曲形式の作品を多数残しています。
この無伴奏のチェロ組曲以外にも、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ、無伴奏フルートのためのパルティータ、そして管弦楽組曲等です。

ヴァイオリンの組曲はシャコンヌに代表されるようにポリフォニックな表現を追求していますが、チェロ組曲では重音や対位法的な表現は必要最小限に限定されています。
チェロとヴァイオリンでは演奏に関する融通性が違い単純な比較はできません。
この素晴らしい作品がカザルスが古道具屋で偶然に楽譜を発見するまで埋もれていたのです。

今日ではチェロの旧約聖書とも言われるこの無伴奏チェロ組曲ですが、バッハの他の作品同様にその死後は長い間日の目を見ることはありませんでした。
この作品に再びスポットライトを当てたのは20世紀を代表するチェロの巨匠、パブロ・カザルス(1876-1973)でした。
1890年、スペイン、バルセロナの店で当時13歳のカザルスは偶然にこの曲の楽譜を手にします。
1904年にはパリで全曲演奏会を開き、1936~39年にはレコーディングをするなど、その価値を再発見し広く世に紹介したことでも有名です。
カザルスは生涯をかけて無伴奏チェロ組曲と向き合い続けた音楽家で、彼の存在なくしてこの作品が今日の認知度を得られたかどうか疑わざるを得ません。

組曲の中で最も演奏機会の多い作品がこの3番です。
ハ長調という調性がチェロにとっては演奏しやすく、そのために4声和音を生かした低音の響きが容易に引き出せるために演奏効果が上がりやすいという事情があります。
また、細かい音符の流れの中にト音が執拗に繰り返されることからくる効果は絶大で、冒頭の前奏曲に何とも言えない力強さと迫力を与えています。
持続低音(オルゲルプンクト)の効果が絶大に発揮された部分です。

第5曲 ブーレ I/IIは第3番の中で一番知られている曲です。速いテンポの中にも落ち着いた風情があります。三部形式、2分の2拍子で書かれています。
この曲はヴァイオリンの教則本にも、伴奏付きでヴァイオリン用に編曲されて載っている有名な曲です。演奏会用の小品として奏される機会も多く見られます。
ブーレⅡでは一転して短調になります。ここは、今までの盛夏の景色から変化して、ちょっと秋の気配を感じる雰囲気です。
舞い散る木々の葉を思い起こさせる様相です。

バッハが愛妻家だったことは誰もが認めるところですが、最初の結婚は1707年で、相手は従妹のマリア・バルバラでした。
バッハ22歳、バルバラ23歳の頃です。ふたりの間には7人の子供ができたほど、仲睦まじかったようです。

バッハはドイツでも有名な、代々音楽家を輩出した家系ですが、バッハの息子も4人が高名な音楽家になっています。
そのうち、バルバラとの間に生まれたのはヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710~1784)と、
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714~1788)です。

ケーテン時代、バッハが侯爵のお供で保養地に出張している間に、妻バルバラは急死してしまいました。
帰宅した日の10日前にはすでに埋葬されていました。

翌1721年、バッハに縁談があり、宮廷トランペット奏者の娘でソプラノ歌手のアンナ・マグダレーナと結婚しました。
バッハ36歳、アンナ20歳の頃です。アンナ・マグダレーナは、内助の功を上げた、良妻賢母とたたえられる女性です。
4人の子持ち男バッハとの再婚なのに、家事・子育てのみならず、音楽的才能を存分に活かして彼の活動の手伝いをしました。

バッハの作品の写譜もたくさん行ったのですが、筆跡もそっくりで、後世の研究者を悩ませました。
最初の妻、バルバラは年上の妻でもあり、対等な関係の夫婦だったのに対して、アンナとはかなり年が離れていました。
アンナは夫を深く尊敬していて、バッハは若いアンナの魅力に惚れ込んだと伝えられます。

アトリエ・アニマート
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