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木管六重奏「ラルゴ・マ・ノン・タント」(バッハ)
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調から2楽章
Johann Sebastian Bach
Konzert d-Moll (fur 2 Violine)BWV1043-2
Largo ma non tanto
編成はFl.2本、Cl.3本、Bsn.です。
クラリネット六重奏版は発売中です。
バッハによる幸福に満ちた作品を演奏で味わいたいものです。
コンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。
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参考音源
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
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バッハが愛妻家だったことは誰もが認めるところですが、最初の結婚は1707年で、相手は従妹のマリア・バルバラでした。
バッハ22歳、バルバラ23歳の頃です。ふたりの間には7人の子供ができたほど、仲睦まじかったようです。
バッハはドイツでも有名な、代々音楽家を輩出した家系ですが、バッハの息子も4人が高名な音楽家になっています。
そのうち、バルバラとの間に生まれたのはヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710~1784)と、
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714~1788)です。
ケーテン時代、バッハが侯爵のお供で保養地に出張している間に、妻バルバラは急死してしまいました。
帰宅した日の10日前にはすでに埋葬されていました。
翌1721年、バッハに縁談があり、宮廷トランペット奏者の娘でソプラノ歌手のアンナ・マグダレーナと結婚しました。
バッハ36歳、アンナ20歳の頃です。アンナ・マグダレーナは、内助の功を上げた、良妻賢母とたたえられる女性です。
4人の子持ち男バッハとの再婚なのに、家事・子育てのみならず、音楽的才能を存分に活かして彼の活動の手伝いをしました。
バッハの作品の写譜もたくさん行ったのですが、筆跡もそっくりで、後世の研究者を悩ませました。
最初の妻、バルバラは年上の妻でもあり、対等な関係の夫婦だったのに対して、アンナとはかなり年が離れていました。
アンナは夫を深く尊敬していて、バッハは若いアンナの魅力に惚れ込んだと伝えられます。
この『2つのヴァイオリンのための協奏曲』で2台のヴァイオリンが紡ぐのは、仲睦まじい夫婦の愛のようです。
2台のヴァイオリンが、お互いをいたわりあうように対話します。それは、燃え上がるような恋人同士ではなく、落ち着いた夫婦の会話です。
相手に対する思いやりと優しさに満ちた旋律は、聴いていると穏やかな気持ちになります。自分を支えてくれる伴侶への気持ちを表したのか、
今は亡き妻への感謝の思いを込めたのか、どちらにせよ愛情に満ちた曲想になっています。
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043(ふたつのヴァイオリンのためのきょうそうきょく)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲した2つのヴァイオリンのための協奏曲で、
彼の残した3曲のヴァイオリン協奏曲のうちの1曲にあたります。
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041 - ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042 - 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043です。
対位法を正確に導入した作品で、2つのヴァイオリンと合奏部による「音の織物を編み上げる」ような構成になっています。
1730年頃から翌年の1731年にかけて作曲されたものと伝えられる作品で、以前は第1番・第2番と同じくケーテン時代の1718年頃に作曲されたものとされていました。
またケーテン時代の作をライプツィヒのコレギウム・ムジクムのために書き直したものという説があります。しかし近年の研究では、この説の根拠は薄弱であることが挙げられ、
実際にはコレギウム・ムジクムで音楽監督を務めた1730年頃から翌年の1731年にかけて作曲されたものという見方が強くなっています。
第1楽章 ヴィヴァーチェ(Vivace)
冒頭20小節の間に、第2ヴァイオリン-第1ヴァイオリン-通奏低音-第2ヴァイオリン-第1ヴァイオリンの順で、3.5小節のフーガ主題が5回も現れるフガートで開始されます。
その後、独奏部を挟んで、通常のリトルネロの代わりに、第1ヴァイオリン(a)-通奏低音(g)-第1ヴァイオリン(d)の順でフーガ主題が回帰する。フーガ主題冒頭の動機は、
合奏部がユニゾンで独奏部の伴奏をする際に繰り返し用いられ、楽章に統一感をもたらしています。独奏部は同度の模倣で始まり、4度・6度等多彩に絡み合います。
第2楽章 ラルゴ・マ・ノン・タント(Largo ma non tanto)
平行調のヘ長調。ゆるやかな8分の12拍子。高貴さを湛えた華麗な楽章です。通奏低音が長-短のリズムを刻む上で独奏が模倣しあう、トリオソナタの緩徐楽章のような書法で、
合奏部は和声的な伴奏に終始する楽章です。
第3楽章 アレグロ(Allegro)
ニ短調、4分の3拍子。リトルネロは、厳格ではないが1拍同度の近接カノン風に書かれています。独奏部は第1楽章と同様に同度の模倣で始まりますが、
増音程・減音程が強調された印象深い動機や、独自の動きをする合奏部との掛け合いにより、より強い緊張感を保ちながら疾走していきます。
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