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金管五重奏「来たり給え、創造主なる聖霊よ」BWV 667 楽譜

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金管五重奏「来たり給え、創造主なる聖霊よ」BWV 667
J.S. バッハ:「18コラール」より
J.S. Bach: Chorale "Komm, Gott, Schopfer, heiliger Geist," BWV 667
from "18 Chorales"

編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
クラリネット五重奏、サックス五重奏、木管五重奏版は発売中です。

Bach傑出したコラールで、深く心を揺さぶる音楽の見事な技をお楽しみください。
お求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

参考音源
https://youtu.be/vQad59J_h1s

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

「Komm, Gott Schopfer, Heiliger Geist」(「来れ、創造主なる神、聖霊よ」)は、ルーテル派の聖霊降臨祭の賛美歌で、
ラテン語の「Veni Creator Spiritus」に基づいてマルティン・ルターが作詞したものです。7段からなるこの讃美歌は、1524年に初めて出版されました。
讃美歌の曲は、ラテン語の讃美歌の聖歌に由来するZahn 294番と、その旋律を後に変形させたZahn 295番です。
現在のプロテスタント讃美歌集Evangelisches Gesangbuch (EG) の番号は126番です。

ヨハン・セバスティアン・バッハは、この賛美歌のコラール前奏曲を『オルガンビュッシュライン』のBWV631として、また『18番コラール前奏曲集』のBWV667として
作曲しました。讃美歌は翻訳され、いくつかの讃美歌集に曲とともに掲載されています。
この『18コラール前奏曲』のBWV 667はアーノルド・シェーンベルクが1922年に大オーケストラ向けに編曲しました。

「来たり給え、創造主なる聖霊よ」 BWV 667はオルゲルビュッヒラインの若々しい珠玉のコラールに、自在の境地の加筆を加えて、
さらに生き生きとして、輝きにあふれた、神品とも言える姿に昇化させた作品です。

荘厳に響きわたるバッハの重要作品『ライプツィヒ・コラール』
バッハがライプツィヒ時代の1730年代から1740年代にかけて記入した一冊の手稿があります。まず1730年頃に、
6曲のオルガンのためのソナタ(トリオ・ソナタ BWV 525 - 530)を書き込みまし。その際バッハは、これらのソナタを記入するために必要な
およそ倍の用紙を用意し、その残りの部分は、約10年間空白のままでした。そして1739年から1742年の間に、2頁の空白を置いて、
13曲のオルガンのためのコラール作品(BWV 651 - 663)を書き込みました。さらに約5年の間を開けて、
1746年か1747年にさらに2曲(BWV 664 - 665)を書き込みました。そして、1747年から1748年の間に、4頁、2つの見開き頁を開けて、
1747年にミーツラーの「音楽学協会(Sozietat der musikalischen Wssenschaften)」に入会するに際して、印刷して提出した
コラール「高き天より私はやってきた(Vom Himmel hoch da komm ich her)」によるカノン形式の変奏曲(BWV 769)に修正を加えたものを
書き込みました。この記入が終わった頁の残りの部分と、現在は失われてしまった次の頁にわたって、
コラール「私はここに貴方の御座の前に進み出ます(Vor deinen Thron tret ich hiermit)」(BWV 668)が書き込まれています。
15曲のコラールを記入した後の4頁は、娘婿のヨハン・クリストフ・アルトニコルが、おそらくバッハの死後、1751年以降に、
2曲のコラール(BWV 666 - 667)を書き込みました。
 この手稿に記入されたバッハの自筆譜はいずれも浄書体で、作曲のために作製した手稿から書き写したものです。その手稿の状態から、
誰かに贈る目的ではなく、自ら作品を保存するために作製したものと思われます。15曲の自筆のコラール作品とアルトニコルの筆写による2曲には、
いずれもバッハがヴァイマール時代に作曲した原曲が残されていて、あるものは大幅に拡大される一方、長さはそのままで、
細部に手を加えただけのものもあります。手稿の最後に記入された、現在は最初の25小節半だけが残されている
「 私はここに貴方の御座の前に進み出ます(Vor deinen Thron tret ich hiermit)」(BWV 668)は、バッハが死の直前に
「目が見えないので、友人の一人に口述で書き写させた」とされ、フーガの技法の出版譜の最後に収められた
コラール「我々がこの上ない困難にあるとき(Wenn wir in hochsten Noeten, BWV 668a)」と同じ曲です。この曲を手稿に書き込んだのは、
氏名不詳の人物で、実際にこの記入が上の記述にある口述に基づくものかどうかは不明です。このコピストは、1742年頃からバッハの身近にあって、
いくつもの重要な作品の筆写に従事しています。この曲の原曲は、「オルゲルビュッヒライン」の同名のコラール(BWV 641)で、
その点でも他の17曲と同じくヴァイマール時代の作品を原曲とした作品として、これを加えて「18のコラール」とされています。
 バッハが最初の13曲を書き込んだ1739年から1742年という時期は、クラフィーア練習曲集第III部(1739年)が出版された直後に当たります。
このクラヴィーア練習曲集第III部に含まれるコラール曲は、教会における日曜・祝日の礼拝で、教会暦に関係なく演奏される、
ルター派のミサ(キュリエ、グローリア)、信仰告白(クレード)、主の祈りなどのコラールを集めたものです。これに対して主に教会暦によって各日曜・祝日によって
異なる礼拝の主題に従ったコラールに基づく曲を集めたものが、この手稿の18のコラールです。バッハはヴァイマール時代に、オルガニストとしての任務上の必要から、
すべての教会暦の日曜・祝日のためのコラールを集めた作品集を作ろうと考えました。これが今日「オルゲルビュッヒライン」(BWV 599 - 644)と
名付けられている手稿です。この手稿は未完のままに終わりましたが、手稿全体を通じて、書き込むべきコラールの冒頭の歌詞を記入してあります。
「オルゲルビュッヒライン」のコラールは、 間奏なしにコラールの一節を奏する、会衆がコラールを歌う前の前奏のような役割を持っていますが、
「18のコラール」は、長さはまちまちですが、より拡大された作品で、コラールの歌詞の区切りごとに間奏が挿入されていたり、コラールの旋律に装飾が加えられていたり、
様々な様式で、礼拝中の聖餐式の行われる間に演奏されたり、オルガンの試奏などの機会に演奏するための曲と思われます。
 バッハがこれらのコラール作品を出版する意図を持っていたかどうかは明らかではないのですが、たとえ出版するとしても、「オルゲルビュッヒライン」のように
すべての日曜・祝日のためのコラールを網羅したものにする意図はなかったようです。それは、降誕節第1日曜のためのコラール「来たれ、異邦人の救い主」や
「グローリア」のドイツ語コラール「天にまします神にのみ栄光あれ(Allein Gott in der Hohe sei Ehr)」が3曲ずつあることからも推察できます。
むしろバッハは、コラールに基づく曲の様々な様式、作曲技法の多様さを示そうとしたのかも知れません。いずれにしても、この「18のコラール」は、
バッハのコラール曲の傑作として、数少ない自筆楽譜で残されている貴重な作品群なのです。
 また、この手稿に含まれるコラール「高き天より私はやってきた(Vom Himmel hoch da komm ich her)」 によるカノン形式の変奏曲(BWV 769a)は、
1747年に印刷したものにさらに手を加え、曲順を一部入れ替えたものです。印刷版では、(1) 8度のカノン、(2) 5度のカノン、(3) 7度のカノン、(4) 8度のカノン、
(5) コラール旋律自体による反行カノンで、旋律の区切りごとに6度、3度、2度、9度のカノンと変化し、その後に2小節の短縮旋律部、
そして3小節のコラール旋律がすべて同時に提示される終結部が来て、最後に”BACH”の名前が音名で奏されて終わります。
また、各楽章には様々なカノンの技法が示されていて、ミーツラーの「音楽学協会(Sozietat der musikalischen Wssenschaften)」入会のための作品として
作曲されたことを示しています。しかしバッハは、この手稿に書き込む際には、第5楽章の複雑な構成のカノンを真ん中に置いて、
シンメトリー構造を意図したことが分かります。この自筆譜にある版が、バッハの最終的意図を示しているという観点から、最近ではこのBWV 769aが演奏されることが
多いようです。

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