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金管五重奏 トランシルヴァニアの主題によるソナチネから第3楽章
Sonatina 3rd Movement
Bela Bartok
編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。
木管五重奏、サックス五重奏、クラリネット五重奏版は発売中です。
このアレンジは第1、2、3楽章があります。
3曲(全曲)の通し演奏時間は約4分です。
バルトークによる民俗色豊かな名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。
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アトリエ・アニマート・ショップ
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参考音源
https://youtu.be/CN-xViITkzk
Youtubeチャンネル
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html
ベーラ・バルトークの《ソナチネ》は、1915年に作曲されたピアノ独奏曲です。
1931年に自身で管弦楽曲として編曲し、管弦楽曲版については題名を「トランシルヴァニア舞曲」に改めています。
また同じ1931年に、バルトークの友人であるヴァイオリン奏者のアンドレ・ジェルトレルが手がけたヴァイオリンとピアノのための編曲が存在します。
この編曲版の出版の際に「sur des themes paysans de Transylvanie(トランシルヴァニアの農民の主題による)」という副題が附されました。
初演は1920年4月16日、ポジョニ(現ブラチスラヴァ)にて作曲者のピアノ独奏によります。演奏時間は約4分です。
管弦楽版は1932年1月14日にブダペストにてマッシモ・フレッチャの指揮によって初演されました。
バルトーク自身がハンガリー王国領内(現在ルーマニア領であるトランシルヴァニア地方)で採集した民俗音楽の旋律に基づいている、以下の3つの楽章からなり、
5つの旋律が引用(両端楽章はそれぞれ2つずつ)されています。
なお、「ソナチネ(小さいソナタ)」という名前でありながら、3曲の中にソナタ形式の曲は存在しません(すべて三部形式で構成されています)。
1944年にAsk the Composerというラジオ番組のバルトーク特集回において、バルトークが「このソナチネは元々、ルーマニア民俗舞曲集として作曲されました。
その中から3曲を選んで『ソナチネ』という題名をつけたものです。」と述べているように、古典的な意味のソナチネというよりも「小品集」という意を込めたものと考えられています。
曲の3つの楽章にはそれぞれタイトルがついていますが、管弦楽版では削除されています。
第1楽章:バッグパイプ吹き / No.1 "Dudasok" アレグレット
A-B-Aの三部形式。Aの部分は、フニャド地方のアルデレアナ舞曲に基づく。D、E、Fis、Gis、A、H、Cの各音からなるバグパイプの音階が用いられています。
これは、Dを基音とするリディア調とミクリディア調が混合した音階で、のちにもバルトークが好んで用いたものです。
Bの部分は、ビハル地方の民族舞曲に基づくもので、せまい音域での音型が反復されています。
第2楽章:熊の踊り / No.2 "Medvetanc" モデラート
A音を基音とするドリア調でかかれています。マラマロシュの熊踊りの旋律が、右手、左手交互に登場し、2度くりかえされます。
第3楽章:終曲 / No.3 "Finale" アレグロ・ヴィヴァーチェ
A-Bの二部構成。Aの部分では、マロッシュ・トルダ地方のマルンゼル舞曲に基づいています。G音を基音とするリディア調。
Bの部分では、トランタール地方のババレウカ舞曲に基づいています。ト長調。曲全体を通してD音が支配的になっています。
また各曲についてはラジオ放送の際に寄せたバルトーク本人の解説は次のようになっています。
バグパイプ吹き(ハンガリー語:Dudasok /英語:Bagpipers)
「2人のバグパイプ演奏家が、互いに掛け合いで舞曲を演奏する舞曲です。」
熊踊り(Medvetanc / Bear Dance)
「農民のフィドル奏者が、熊の声に似せるために低音弦(G線とD線)で演奏しました。一般にヴァイオリン奏者は、E線を使います。」
終曲(Finale)
「この楽章にも、農民のフィドル奏者たちの奏でる民俗音楽の旋律が含まれています。」
はじめの主題はトルコの舞曲からの影響があるとされています。
◇バルトーク/トランシルヴァニアの主題によるソナチネ◇
バルトークは20世紀最大の作曲家のひとりに数えられています。その理由は、民俗音楽の素材を要素に分解し、それを強靭な知性で再構成し、
普遍的な芸術作品に鍛え上げた、という点です。
シェーンベルクの十二音技法以降、聴衆との乖離の進む傾向にあった20世紀の音楽の中で、高度に知的な論理的構造をもちながら、
しかも民俗音楽のヴァイタリティを失わず、感覚的に楽しめる音楽を残したバルトークが高く評価されるのは当然です。
しかし、バルトークもそのような高みに達するまでには紆余曲折があり、自分の音楽の素材を求めてハンガリーをはじめとする東欧のみならず、
遠くアフリカまで出かけて各地の民謡を採集する、という地道な努力を積み重ねました。
「トランシルヴァニアの主題によるソナチネ」は、そのような民謡収集の賜物です。
作曲は1915年、バルトーク34歳の年です。トランシルヴァニア地方で採集した5つの民謡が用いられた3楽章の作品ですが、
「ソナチネ」と名づけられているわりには形式はソナタ形式やソナチネ形式を含まず、組曲といった趣きがあります。
そもそもの発想は民族舞曲集を作ろうというところにあり、後年この曲をオーケストレーションするにあたり、バルトークは
「トランシルヴァニア舞曲集」と名づけています。
この曲ではバルトークは気楽な手つきで民謡をむき出しで使用しており、「弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽」や弦楽四重奏曲のような
深刻な作風とは異なる、明るく楽しいバルトークの音楽の一面がよく出ています。
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