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Cl.Sax.五重奏と打楽器のための『ウィーンはいつもウィーン』
Wien bleibt Wien!
Johann Schrammel
編成はクラリネット2本、アルト、テナー、バリトン、ドラムスです。
打楽器を省略してCl.Sax.五重奏として演奏可能です。
クラリネット五重奏版、木管五重奏版、金管五重奏、サックス五重奏版は発売中です。
スポーツテーマでおなじみのウィーン・マーチをコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。
楽譜をお求めの際はこちらからお願いします。
アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/
参考音源
https://youtu.be/v8nMWK4RcBo
Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ
『ウィーンはいつもウィーン』(Wien bleibt Wien!)は、オーストリアの行進曲です。
シュランメル音楽のヒットナンバーで日本でもよく聴かれるマーチです。
この曲はオーストリアのヴァイオリン奏者ヨハン・シュランメル(ドイツ語版)により1877年に作曲されました。
当初はヴァイオリン、コントラバス、ギターによるシュランメル音楽として作曲されたましたが、
のちに吹奏楽に編曲されました。各種編曲譜も出版されています。
19世紀後半のウィーンでは、ヨハン・シュランメルと弟ヨーゼフのシュランメル兄弟を中心としたアンサンブルが、
各地のワイン居酒屋ホイリゲや宿屋で演奏を行い人気を博していました。
同時代の作曲家には、ウィーンのワルツ王と称えられたヨハン・シュトラウス2世やヨハネス・ブラームスらがいて、
彼らもシュランメル兄弟による演奏に心酔したと伝えられています。
シュランメル兄弟の死後も、その音楽スタイルは「シュランメル音楽」という形式として歴史にその名を残すこととなりました。
シュランメル音楽はオーストリアやハンガリー、モラヴィアなどの様々な民族音楽の影響を受けていて、
民謡や行進曲、ワルツやポルカなどの舞曲なども取り入れられています。
楽器構成としては、ヴァイオリンやフィドル、ダブルネックのコントラギター、G調の小クラリネットが用いられ、
時にはアコーディオンやハーモニカが加わることもあります。
兄ヨハン・シュランメル(1850-1893.6.17)と弟ヨーゼフ・シュランメル(1852-1895)は彼らのヴァイオリンと
友人の弾くコントラ・ギターとのトリオ”ヌスドルファー”を結成し、ウィーンのワイン酒場ホイリゲやカフェを
流しで演奏していました。その後1878年には高音のG管クラリネットを加えた編成で”シュランメル・カルテット”となり、
1891年にはボタン式アコーディオンも入り、シュランメルスタイル、いわゆる”シュランメルン”として定着しました。
ウィーンといえばシュトラウスが有名ですが、シュランメルの音楽はウィーン子に自分たちの音楽として今でも親しまれています。
原題にはで感嘆符「!」がつきますが、日本語訳題では省かれていることが多いようです。
日本では朝日放送テレビ・ラジオ(ABC)で長い間スポーツテーマとして使用されていて、
キー局・TBSあるいはテレビ朝日のスポーツテーマ曲(『コバルトの空』『朝日に栄光あれ』)の差し替えとして
使用されていました。
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