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Solo+クラリネット五重奏 「ミルテの花(Myrthen)」作品25から 蓮の花 楽譜
¥1,800
Solo+クラリネット五重奏 「ミルテの花(Myrthen)」作品25から 蓮の花 ロベルト・シューマン Myrthen, Op. 25-7「Die Lotosblume」 Robert Schumann 編成はソロパートおよびCl.4本、Bs,Cl.です。 同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、 in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、 in C-Fl.版(Fl.、Pic.)、 in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、 Tubaは1オクターブ下げて演奏できます。 in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、 in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。 多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は下の編成も含め4種類から選ぶことができます。 参考音源ではOb.がSoloを担当しています。 金管五重奏、サックス五重奏、木管五重奏版は発売中です。 愛を語るシューマンの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/vK_tclT2ELo Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html ロベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810年~1856年)が作曲した「Die Lotosblume(蓮の花)」は 歌曲集「ミルテの花(Myrthen)」作品25の中の第7曲目です。 「Die Lotosblume(はすの花)」の詩はハインリヒ・ハイネ(Heinrich Heine, 1797年~1856年)によるものです。 「ミルテの花」はシューマンの歌曲の年と呼ばれる1840年に作曲されています。 そして、シューマンの結婚式の前日に妻となるクララに捧げられた歌曲集です。 この歌曲集にはクララへの愛が沢山詰まっています。 楽曲の特徴: 作曲年: この歌曲は1840年に作曲され、シューマンの「リート年」とも呼ばれる非常に創造的な期間に位置しています。 この年には彼の妻であるクララ・シューマンへの愛の表現として多くの歌曲が作曲されました。 歌詞: 「Die Lotosblume」の歌詞はハインリッヒ・ハイン(Heinrich Heine)によるものです。 ハインはドイツの詩人で、彼の詩はロマン派の感情や情熱を表現するのに適しており、多くの作曲家によって歌曲として取り上げられました。 テーマ: この歌曲のテーマは愛と美です。歌詞には美しい自然の比喩が多く使用され、 特に「蓮の花」は純粋さ、美しさ、そして愛情を象徴するシンボルとして使われています。 歌詞は愛する人への愛情とその美しさを歌っており、ロマンチックな要素が強調されています。 メロディとピアノ伴奏: シューマンは美しい旋律を作り出すことで知られており、この歌曲でもその才能が輝いています。 メロディは繊細で情熱的であり、愛情深い言葉に対応しています。ピアノ伴奏も優れており、歌手と調和し、感情を表現するのに役立っています。 短いが印象的な歌曲: 「Die Lotosblume」は短い歌曲ですが、その美しさと情熱的な表現により、 シューマンの歌曲集「Myrthen」の中でも特に印象的なものの一つとされています。 「Die Lotosblume」は、シューマンのロマンティックな音楽の美しさを体現した歌曲の一例であり、 彼の作品の中で多くの人に愛されています。シューマンの歌曲は、詩の感情を音楽で表現する素晴らしい例であり、この歌曲もその優れた例と言えます。 特徴分析: ヘ長調に始まった曲は、5度上のハ長調に高まり、昼の世界を描いています。そして変イ長調に転調して、夜の世界が開かれます。 「夜の訪れを夢見ている」の後、その時に音楽が重いバスから離れ、宙に漂います。そして神秘的な瞬間がやって来ます。 歌詞に「月 Der Mond」が現れたところで、さっと♭が付きます。音楽は、一瞬、方向性を失い、ただ夢のようなハーモニー(D♭M7)が響くだけです。 すぐに変イ長調へ向かい(Ⅴ7)、月ははすの「恋人 Buhle」で変イ長調に落ちつきます(Ⅰ)。 恋人の出現ともに夜が訪れる様、夜の訪れとともに恋人が出現する様を表現しているのかも知れません。 夜のとばりが降りて、蓮と月との親密な時となります。「恋人」と訳されたた Buhle には「間男」といった意味もあり、 この逢瀬には性的な意味が込められているのです。 蓮の花 歌詞 Die Lotusblume angstigt sich vor der Sonne Pracht, und mit gesenktem Haupte erwartet sie traumend die Nacht. Der Mond, der ist ihr Buhle er weckt sie mit seinem Licht, und ihm entschleiert sie freundlich ihr frommes Blumengesicht. Sie bluht und gluht und leuchtet, und starret stumm in die Hoh’; sie duftet und weinet und zittert vor Liebe und Liebesweh. 意味 はすの花は恐れている 太陽の華やかさを そしてうなだれて 夜を夢見ながら待ち望んでいる。 はすの愛人である月は 月の光ではすを目覚めさせる そして はすは月に好意的に見せる はすの忠実な花の顔を はすは咲き、赤く色づき、輝き、 そして黙って真上をじっと見つめる はすは香り、泣き、そして震える 愛情のあまり、そして愛の痛みのあまり。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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サックス五重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-4 ハリング 楽譜
¥1,250
サックス五重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-4 4.ハリング Lyriske smastykker op.38-4 "Halling" Grieg, Edvard Hagerup 編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。 金管五重奏、クラリネット五重奏、木管五重奏版は発売中です。 北欧グリーグの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/SiC9TyZHdIY Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 1867年、《ピアノ協奏曲イ短調 作品16》で一躍有名になったグリーグは、この年から1901年にかけてこの作品集を書き上げました。 生涯にわたって作曲されているため、グリーグの作風、ピアニズム、その変遷すべてがその中にあらわれていて、グリーグの作品の中でも中心的な存在です。 いずれも1分~6分程度のかるめの小品であり、ステージ用というよりは、主にサロンや家庭で広く親しまれていました。 いずれの曲も標題がつけられていて、それぞれの曲に対して、一つの感情、気分、情景が表現されています。 1867年、第1集を発表しましたが、その後ピアノ、作曲、指揮など多忙だったこともあり、第2集が発表されたのは、その16年後でした。 第2集から第10集は間隔をおきながら続けて作曲されました。全10巻で、計66曲の作品がおさめられています。 グリーグ : 抒情小品集 第2集 / Lyriske stykker No.2 op.38 大成功をおさめた第1集の出版から16年がたち、芸術家としての成熟がみられる時期に書かれた作品です。 1.子守歌 / op.38-1 "Vuggevise" ゆりかごのようなリズムにのせて、優しい旋律が愛情深く歌われます。 中間部では曲想が変わり、ノルウェーの舞曲風の部分がみられます。 2.民謡 / op.38-2 "Folkevise" ノルウェー舞曲の、はずむようなリズムが終始貫かれています。 声部ごとに一拍目や、二拍目に強拍があり、演奏には注意が必要です。 3.メロディー / op.38-3 "Melodie":断片的であり、シューマン風。穏やかで、優しい雰囲気が非常に魅力的です。 掛留があるところでは、緊張感をもって、全体的にハーモニーを意識して演奏しましょう。 4.ハリング / op.38-4 "Halling" 歯切れがよく、敏捷な動きをもって奏される。アクセントとテヌートを効果的に演奏しましょう。 5.スプリング・ダンス / op.38-5 "Springdans" 舞曲のリズムにのせて、おどけたようなリズムをもった旋律が歌われます。 ポリリズムで書かれていて、また強調がおかれている部分が不規則ですので、それを正確に演奏する点に注意が必要です。 6.エレジー / op.38-6 "Elegie" タイトルどおり、悲しみが表現されています。長く伸ばされる緊張感のあるE音が印象的に響きます。 7.ワルツ / op.38-7 "Vals" ワルツのリズムにのって、悲しげのある旋律が、時々おどけたようなリズムを加えながらで歌われていきます。 途中で登場するプレストの箇所は、技巧的で激しく、曲の緊張感を一気に高めて効果をあげています。 8.カノン / op.38-8 "Kanon" 2つの声部が対話的におかれ、それに伴奏がそえられながら、アジタートへ向かって曲がすすみます。 中間部ではピウ・モッソ・トランクイロになり、広大な響きをつくりあげていきます。この曲においてもシューマンの影響がみられます。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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Solo+木管五重奏+ グアンタナメラ(Salsa Ver.)楽譜
¥3,200
Solo+木管五重奏+ グアンタナメラ(Salsa Ver.) キューバ民謡 Guantanamera Cuban folksong 編成はソロ楽器、Fl.、Ob.、Cl.3本、ドラムス+Shaker、Vib.、エレキベース(Bsn.)に加えて パーカッション(Cowbell、Guiro、Timbales、Conga、Bongoの5名)で総勢13名です。 エレキベースはBsn.に変更可能でパート譜は同梱しています。 参考音源ではS.Sax.がSoloを担当しています。 同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、 in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、 in C-Fl.版(Fl.、Pic.)、 in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、 Tubaは1オクターブ下げて演奏可能です。 in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、 in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。 多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は下の編成も含め4種類から選ぶことができます。 金管五重奏、クラリネット五重奏、サックス五重奏版は発売中です。 このSalsa Ver.の他にEasy flamenco Ver.も発売中です。 陽気なキューバの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/XTsh_b6fxgU Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 「Guantanamera」とは、キューバの伝統的な民謡で、世界中で愛されている曲のひとつです。 この曲は、キューバ独立戦争で戦った英雄ホセ・マルティの詩をもとに、フェリックス・ランドール(Felix Varela)が メロディーを付けたものです。 「Guantanamera」の歌詞は、キューバのグアンタナモ地方の女性の美しさをたたえたもので、現代的な愛の歌詞としても解釈できます。 曲は、独立戦争時に流行した民謡「La Bayamesa」という曲のリズムを引用しており、ラテンアメリカの音楽に大きな影響を与えた 曲として知られています。 「Guantanamera」は、キューバだけでなく、世界中で多くのアーティストによってカバーされ、様々なジャンルの音楽に取り入れられています。 例えば、1958年には、カリプソ歌手のハリー・ベラフォンテがカバーし、米国でヒットしました。また、ビートルズのメンバーである ジョージ・ハリスンも、自身のソロ曲「Within You Without You」で「Guantanamera」を引用しています。 「Guantanamera」の曲調は、明るく陽気であり、軽快なリズムとキューバらしいアコースティックギターの音色が特徴的です。 また、キューバの伝統的な楽器であるトロンボーンやトランペットを取り入れたアレンジも多く存在し、 その音楽性の高さが伝統的なラテン音楽を代表する曲のひとつとなっています。 「Guantanamera」は、音楽だけでなく、政治的な象徴としても広く知られています。キューバ革命後、 フィデル・カストロ政権下で国歌の候補に挙がったことがあります。 また、1960年代には、フィデル・カストロ政権下で、キューバがアメリカとの間で冷戦を展開する中で、 この曲がキューバの象徴として多くのアメリカ人によって歌われたことがあります。 その後、グアジーラはキューバ国内だけでなく、ラテンアメリカ全域に広がっていきました。特に、ベネズエラやコロンビア、 メキシコなどの国々で人気を博し、その土地ごとにアレンジや歌詞が変化していきました。 中でも、グアジーラの曲として最も有名なのが、クバーナの詩人ホセ・マルティが書いた詩に曲を付けた「グアンタナメラ」です。 「グアンタナメラ」は、キューバのグアンタナモ州をモチーフにして作られた曲であり、自由と平和への思いを表現しています。 曲は、キューバの作曲家であるフランシスコ・ホセ・マルティ(フランク・フェリス)によって作曲され、ホセ・マルティの詩 「Versos Sencillos(シンプルな詩)」を歌詞として使用しています。 「グアンタナメラ」は、その明るく軽快なメロディーと、覚えやすい歌詞から、キューバ音楽の代表的な曲の一つとして、世界中で広く愛されています。 特に、1960年代には、カリブ海や南米の国々で人気を博し、ポピュラー音楽の分野で多くのカバー・バージョンが作られました。 その後、グアンタナメラは、世界的に知られるキューバの音楽のシンボルとして、多くの文化交流の場で歌われるようになりました。 現在でも、グアンタナメラは、キューバ音楽の中でも代表的な曲の一つであり、世界中の音楽ファンに愛され続けています。 また、その明るく軽快なメロディーや歌詞の内容から、様々な場面で歌われることがあります。 例えば、スポーツの試合や、祭りの場などで盛り上がりを演出するために、グアンタナメラが演奏されることがあります。 「Guantanamera」の歌詞と日本語訳になります。 【スペイン語原詞】 Por el campo de la vida, miro todo con carino. Y si vuelvo la mirada, muchos recuerdos diviso. Guantanamera, guajira Guantanamera, Guantanamera, guajira Guantanamera. Cultivo una rosa blanca, en julio como en enero, para el amigo sincero que me da su mano franca. Y para el cruel que me arranca el corazon con que vivo, cardo ni ortiga cultivo, cultivo la rosa blanca. Guantanamera, guajira Guantanamera, Guantanamera, guajira Guantanamera. Con los pobres de la tierra quiero yo mi suerte echar: El arroyo de la sierra me complace mas que el mar. Guantanamera, guajira Guantanamera, Guantanamera, guajira Guantanamera. 【日本語訳】 人生の野原に 愛情を持って見る 振り返ってみると 多くの思い出がある グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ 真冬でも真夏でも 白いバラを育てる 心を打ち明け合う友に 手を差し伸べるために 苛酷な人に心を引き裂かれても 草花や棘は育てない 白いバラだけを育てる グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ 貧しい人々と共に 私も運命を分かち合いたい 山の小川のせせらぎが 私を満たしてくれる グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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金管四重奏 シチリアーナ ソナタ 変ホ長調 BWV1031より 楽譜
¥1,520
金管四重奏 シチリアーナ ソナタ 変ホ長調 BWV1031より Siciliana BWV 1031 J.S.Bach 編成はTp.、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。 木管四重奏、サックス四重奏、クラリネット四重奏版は発売中です。 哀愁漂うバッハの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/OGLpyHwM0-c Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html ソナタ 変ホ長調 BWV1031 第二楽章の美しいシチリアーノはピアノ曲への編曲などを通じて「バッハのシチリアーノ」として広く愛好されてきました。 作風がJ.S.バッハらしくないと言われ、新しいバッハ全集では真作であるかどうか疑わしい作品と位置づけられてしまいました。 バッハの研究者である音楽学者は、このソナタは、バッハの息子カール・フィリップ・エマニュエル・バッハが書いたものではないかという情報と、 バッハの最後の弟子であるクリスチャン・フリードリヒ・ペンゼルによる情報により、J.S.バッハによって作曲されたという 二つの情報があると主張していますが真相は不明です。 J.S.バッハの作品であるとすれば、彼の作品の中でも屈指の叙情的な旋律美と親しみやすい雰囲気が大きな特徴です。 第二楽章「シチリアーノ」のメランコリックな情緒はすでに広く親しまれてきたところで、趣き深い表情をたたえた第一楽章といい、 軽やかに旋律が交錯する第三楽章の小気味よい快活性といい、どの楽章も魅力にあふれた名作です。 曲は3楽章からなっています。 第1楽章はアレグロ・モデラートと指定され、ここちよい速度感で演奏されます。長い前奏があり)、やがて、柔和でありながらくっきりとした感じのテーマが奏でられます。 チェンバロと独奏楽器とのかけあいも楽しく、仲良く対話するように音楽が進みます。途中2度の間奏をはさみ、曲が3つの部分からできている印象は、 のちに発達した「ソナタ形式(提示部・展開部・再現部の3部分から成る形式)の初期の形を思わせます。 第2楽章は「シチリアーナ」と指定された、ゆったりしたテンポの「8分の6拍子」の曲です。シチリアーナとは「シチリアふう舞曲」のことで、 イタリアのシシリア島で行われていた音楽の感じを取り入れたものです。20世紀の名ピアニストたちは、この曲をピアノ用編曲でよく演奏し、 コンサートのアンコールなどでは大変人気のあったレパートリーの一つでした。一度聴いたら忘れられない美しいメロディーが心に沁み入ります。 第3楽章は「アレグロ」で、活発な感じで快速に演奏されます。めまぐるしく音がとびかい、華麗に舞う舞曲ふうの音楽で、ここでもチェンバロと独奏楽器の対話が展開され、 楽しい雰囲気を盛り上げていきます。 「シチリアーノ」とは、ルネサンス音楽末期から初期バロック音楽に見られる舞曲の形式で、ゆるやかな8分の6拍子か8分の12拍子が用いられます。 イタリア・シチリア島にルーツを持つ音楽文化で、女性名詞では「シチリアーナ」、フランス語では「シシリエンヌ」となります。 シチリアーノという題名の曲は、バッハ以外の作曲家もたくさん作っています。 代表作としては、レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲の第3曲や、フォーレのシシリエンヌ作品78があります。 バッハのシチリアーノは、深く沈んだ曲調です。しかし時々聞こえてくる、長調に転調する場面はキラキラと光り輝きます。その対比は特に美しいものです。 音域がそれほど高くないので、フルートを初めてからまだ日の浅い人のレパートリーとしても最適です。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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クラリネット五重奏 バンビーノ・ダンス 楽譜
¥1,500
クラリネット五重奏 バンビーノ・ダンス トマス・ダンヒル The Bambino Dances Thomas Dunhill 編成はCl.4本、Bs,Cl.です。 木管五重奏、サックス五重奏、金管五重奏版は発売中です。 コミカルな赤ちゃんのダンスを思わせる作品をぜひ味わってください。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/Ab1ncA6UAMU Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 「The Bambino Dances」は、トマス・ダンヒル(Thomas Dunhill)によって作曲されたピアノ4手連弾のための楽曲です。 トマス・ダンヒルは、1877年から1946年までの間に活動したイギリスの作曲家で、ピアニストでもありました。 彼は室内楽や歌曲、ピアノ曲などを作曲しましたが、その中でもピアノ4手連弾のための作品は非常に人気があります。 「The Bambino Dances」は、その名前からもわかるように、赤ちゃんのコミカルなワルツの楽曲です。 "Bambino"は、イタリア語で「子供」や「赤ちゃん」という意味です。 この単語は、日常会話や文学、音楽などさまざまな文脈で使用されることがあります。 また、特定の名前やブランド名としても使われることがあります。 この曲は2人のピアニストが協力して演奏することを意図して作曲されました。ピアノ4手の連弾では、2つのピアノが同じ楽譜を演奏することで、 より豊かな音楽表現やリズムを実現します。 一般的に連弾作品は協力して演奏する楽しさや、異なる音色やテクニックを組み合わせることによる音楽的な魅力を持っています。 楽譜を入手できる場合、演奏してみることをおすすめします。 また、トマス・ダンヒルの作品はロマンティックな雰囲気やメロディアスな旋律が特徴であり、それを楽しむことができるかと思います。 作曲家トマス・ダンヒル: トマス・ダンヒル(1877年-1946年)は、イギリスの作曲家で、主に歌曲や室内楽を手がけました。 彼はイギリスの音楽教育者としても知られ、ロンドン王立音楽院で教鞭をとりました。 ダンヒルは、古典的なスタイルとロマンティックな要素を取り入れた作品を数多く作曲しました。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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サックス五重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-6 エレジー
¥1,500
サックス五重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-6 エレジー Lyriske smastykker op.38-6 Elegie Grieg, Edvard Hagerup 編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。 金管五重奏版、クラリネット五重奏版、木管五重奏版は発売中です。 北欧グリーグの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/Q2LFiFnAGyU Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 1867年、《ピアノ協奏曲イ短調 作品16》で一躍有名になったグリーグは、この年から1901年にかけてこの作品集を書き上げました。 生涯にわたって作曲されているため、グリーグの作風、ピアニズム、その変遷すべてがその中にあらわれていて、グリーグの作品の中でも中心的な存在です。 いずれも1分~6分程度のかるめの小品であり、ステージ用というよりは、主にサロンや家庭で広く親しまれていました。 いずれの曲も標題がつけられていて、それぞれの曲に対して、一つの感情、気分、情景が表現されています。 1867年、第1集を発表しましたが、その後ピアノ、作曲、指揮など多忙だったこともあり、第2集が発表されたのは、その16年後でした。 第2集から第10集は間隔をおきながら続けて作曲されました。全10巻で、計66曲の作品がおさめられています。 グリーグ : 抒情小品集 第2集 / Lyriske stykker No.2 op.38 大成功をおさめた第1集の出版から16年がたち、芸術家としての成熟がみられる時期に書かれた作品です。 1.子守歌 / op.38-1 "Vuggevise" ゆりかごのようなリズムにのせて、優しい旋律が愛情深く歌われます。 中間部では曲想が変わり、ノルウェーの舞曲風の部分がみられます。 2.民謡 / op.38-2 "Folkevise" ノルウェー舞曲の、はずむようなリズムが終始貫かれています。 声部ごとに一拍目や、二拍目に強拍があり、演奏には注意が必要です。 3.メロディー / op.38-3 "Melodie":断片的であり、シューマン風。穏やかで、優しい雰囲気が非常に魅力的です。 掛留があるところでは、緊張感をもって、全体的にハーモニーを意識して演奏しましょう。 4.ハリング / op.38-4 "Halling" 歯切れがよく、敏捷な動きをもって奏される。アクセントとテヌートを効果的に演奏しましょう。 5.スプリング・ダンス / op.38-5 "Springdans" 舞曲のリズムにのせて、おどけたようなリズムをもった旋律が歌われます。 ポリリズムで書かれていて、また強調がおかれている部分が不規則ですので、それを正確に演奏する点に注意が必要です。 6.エレジー / op.38-6 "Elegie" タイトルどおり、悲しみが表現されています。長く伸ばされる緊張感のあるE音が印象的に響きます。 7.ワルツ / op.38-7 "Vals" ワルツのリズムにのって、悲しげのある旋律が、時々おどけたようなリズムを加えながらで歌われていきます。 途中で登場するプレストの箇所は、技巧的で激しく、曲の緊張感を一気に高めて効果をあげています。 8.カノン / op.38-8 "Kanon" 2つの声部が対話的におかれ、それに伴奏がそえられながら、アジタートへ向かって曲がすすみます。 中間部ではピウ・モッソ・トランクイロになり、広大な響きをつくりあげていきます。この曲においてもシューマンの影響がみられます。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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木管五重奏 トランシルヴァニアの主題によるソナチネから第3楽章 楽譜
¥1,500
木管五重奏 トランシルヴァニアの主題によるソナチネから第3楽章 Sonatina 3rd Movement Bela Bartok 編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。 サックス五重奏、クラリネット五重奏、金管五重奏版は発売中です。 このアレンジは第1、2、3楽章があります。 3曲(全曲)の通し演奏時間は約4分です。 バルトークによる民俗色豊かな名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/dI5DQZVbzoo Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html ベーラ・バルトークの《ソナチネ》は、1915年に作曲されたピアノ独奏曲です。 1931年に自身で管弦楽曲として編曲し、管弦楽曲版については題名を「トランシルヴァニア舞曲」に改めています。 また同じ1931年に、バルトークの友人であるヴァイオリン奏者のアンドレ・ジェルトレルが手がけたヴァイオリンとピアノのための編曲が存在します。 この編曲版の出版の際に「sur des themes paysans de Transylvanie(トランシルヴァニアの農民の主題による)」という副題が附されました。 初演は1920年4月16日、ポジョニ(現ブラチスラヴァ)にて作曲者のピアノ独奏によります。演奏時間は約4分です。 管弦楽版は1932年1月14日にブダペストにてマッシモ・フレッチャの指揮によって初演されました。 バルトーク自身がハンガリー王国領内(現在ルーマニア領であるトランシルヴァニア地方)で採集した民俗音楽の旋律に基づいている、以下の3つの楽章からなり、 5つの旋律が引用(両端楽章はそれぞれ2つずつ)されています。 なお、「ソナチネ(小さいソナタ)」という名前でありながら、3曲の中にソナタ形式の曲は存在しません(すべて三部形式で構成されています)。 1944年にAsk the Composerというラジオ番組のバルトーク特集回において、バルトークが「このソナチネは元々、ルーマニア民俗舞曲集として作曲されました。 その中から3曲を選んで『ソナチネ』という題名をつけたものです。」と述べているように、古典的な意味のソナチネというよりも「小品集」という意を込めたものと考えられています。 曲の3つの楽章にはそれぞれタイトルがついていますが、管弦楽版では削除されています。 第1楽章:バッグパイプ吹き / No.1 "Dudasok" アレグレット A-B-Aの三部形式。Aの部分は、フニャド地方のアルデレアナ舞曲に基づく。D、E、Fis、Gis、A、H、Cの各音からなるバグパイプの音階が用いられています。 これは、Dを基音とするリディア調とミクリディア調が混合した音階で、のちにもバルトークが好んで用いたものです。 Bの部分は、ビハル地方の民族舞曲に基づくもので、せまい音域での音型が反復されています。 第2楽章:熊の踊り / No.2 "Medvetanc" モデラート A音を基音とするドリア調でかかれています。マラマロシュの熊踊りの旋律が、右手、左手交互に登場し、2度くりかえされます。 第3楽章:終曲 / No.3 "Finale" アレグロ・ヴィヴァーチェ A-Bの二部構成。Aの部分では、マロッシュ・トルダ地方のマルンゼル舞曲に基づいています。G音を基音とするリディア調。 Bの部分では、トランタール地方のババレウカ舞曲に基づいています。ト長調。曲全体を通してD音が支配的になっています。 また各曲についてはラジオ放送の際に寄せたバルトーク本人の解説は次のようになっています。 バグパイプ吹き(ハンガリー語:Dudasok /英語:Bagpipers) 「2人のバグパイプ演奏家が、互いに掛け合いで舞曲を演奏する舞曲です。」 熊踊り(Medvetanc / Bear Dance) 「農民のフィドル奏者が、熊の声に似せるために低音弦(G線とD線)で演奏しました。一般にヴァイオリン奏者は、E線を使います。」 終曲(Finale ) 「この楽章にも、農民のフィドル奏者たちの奏でる民俗音楽の旋律が含まれています。」 はじめの主題はトルコの舞曲からの影響があるとされています。 ◇バルトーク/トランシルヴァニアの主題によるソナチネ◇ バルトークは20世紀最大の作曲家のひとりに数えられています。その理由は、民俗音楽の素材を要素に分解し、それを強靭な知性で再構成し、 普遍的な芸術作品に鍛え上げた、という点です。 シェーンベルクの十二音技法以降、聴衆との乖離の進む傾向にあった20世紀の音楽の中で、高度に知的な論理的構造をもちながら、 しかも民俗音楽のヴァイタリティを失わず、感覚的に楽しめる音楽を残したバルトークが高く評価されるのは当然です。 しかし、バルトークもそのような高みに達するまでには紆余曲折があり、自分の音楽の素材を求めてハンガリーをはじめとする東欧のみならず、 遠くアフリカまで出かけて各地の民謡を採集する、という地道な努力を積み重ねました。 「トランシルヴァニアの主題によるソナチネ」は、そのような民謡収集の賜物です。 作曲は1915年、バルトーク34歳の年です。トランシルヴァニア地方で採集した5つの民謡が用いられた3楽章の作品ですが、 「ソナチネ」と名づけられているわりには形式はソナタ形式やソナチネ形式を含まず、組曲といった趣きがあります。 そもそもの発想は民族舞曲集を作ろうというところにあり、後年この曲をオーケストレーションするにあたり、バルトークは 「トランシルヴァニア舞曲集」と名づけています。 この曲ではバルトークは気楽な手つきで民謡をむき出しで使用しており、「弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽」や弦楽四重奏曲のような 深刻な作風とは異なる、明るく楽しいバルトークの音楽の一面がよく出ています。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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金管五重奏 オール・ザ・タイム・キッド 楽譜
¥1,650
金管五重奏 オール・ザ・タイム・キッド エドワード・デルヴィル All the Time Kid E. Derville 編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。 サックス五重奏、木管五重奏、クラリネット五重奏版は発売中です。 20世紀初頭のアメリカを席巻したラグタイム音楽を、ぜひお楽しみください。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/cBGv9QqP0zs Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 「All the Time Kid (A Rag Jag Two Step)」は、E. Derville(エドワード・デルヴィル)によって1905年に作曲されたラグタイムの楽曲です。 ラグタイムは、20世紀初頭にアメリカで発展した音楽ジャンルで、特にピアノの奏者によって演奏されました。 All the Time Kid: "All the Time Kid" 楽曲の主題やキャラクターを指しています。 ラグタイムの楽曲にはしばしばキャッチーなタイトルや楽しいストーリーが組み込まれており、聴衆に楽しみを提供しました。 A Rag Jag Two Step: "Rag Jag" はラグタイム音楽の一部であり、"Two Step" はダンスステップを指します。 したがって、「A Rag Jag Two Step」は、ラグタイムの特徴的なリズムで演奏される、踊りや楽しい音楽を意味します。 この楽曲は、20世紀初頭のアメリカでラグタイムが非常に人気があり、ダンスホールやピアノバーで演奏され、踊られました。 特にスコット・ジョプリンやジェームズ・スコットなどの有名なラグタイム作曲家の楽曲が人気を博しましたが、他の作曲家による楽曲も多く演奏されました。 「All the Time Kid (A Rag Jag Two Step)」は、ラグタイム音楽の一部として、 当時の楽しい社交ダンスやエンターテインメントの一環として楽しまれたことでしょう。 ラグタイムの楽曲はその活気と楽しさから、音楽の歴史において重要な位置を占めています。 ●ラグタイム(Ragtime)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカで発展した音楽ジャンルであり、ピアノ音楽のスタイルです。 独特なリズムやメロディが特徴であり、踊りや娯楽のために演奏されました。 特徴: ラグリズム: ラグタイムの最大の特徴は、独特のリズムパターンである「ラグリズム」です。 これは、強拍と弱拍が交互に弾かれ、スウィング感や軽快なリズムを生み出します。 ピアノのフィンガーピッキング: ラグタイムは、ピアノの演奏技法としてフィンガーピッキング(指で弦をはじくように弾く)を特徴としています。 これにより、複雑なリズムや旋律が生み出されます。 キャッチーなメロディ: ラグタイムの楽曲は、しばしばキャッチーなメロディを持っており、親しみやすいものが多いです。 多くの楽曲が独自のテーマやムードを持ち、耳に残る旋律が特徴です。 セクショナルフォーム: ラグタイムの楽曲は、セクションごとに異なるリズムやメロディを持つ「セクショナルフォーム」と呼ばれる 形式を採用しています。これにより、楽曲内での変化と興味を維持します。 歴史と影響: ラグタイムはアフリカ系アメリカ人の文化に影響を受け、アフリカ系アメリカのミュージシャンたちによって発展しました。 最初はピアノロールという形式で録音・再生され、後に楽譜としても広まりました。 特にスコット・ジョプリンは、ラグタイムの中でも最も有名な作曲家の一人で、「Maple Leaf Rag」などの楽曲で知られています。 ラグタイムはダンスホールや娯楽施設で演奏され、社会全般に影響を与えました。ジャズやその他のポピュラー音楽の発展にも影響を与え、 音楽の歴史において重要な位置を占めています。 ラグタイムは、その特有のリズムとメロディ、踊りや楽しみを提供する性格から、アメリカの音楽文化の重要な一部として親しまれています。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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クラリネット五重奏 歌劇アルミードからパッサカリア 楽譜
¥2,250
クラリネット五重奏 歌劇アルミードからパッサカリア ジャン=バティスト・リュリ Passacaille (Act V) from "Armide Tragedie en musique" LWV 71 Jean-Baptiste Lully 編成はCl.4本、Bs.Cl.です。 サックス五重奏、木管五重奏、金管五重奏版は発売中です。 フランス・バロック期の名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/cb7M_b_UetY Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 『Armide』(アルミード)は、フランスのバロック期の作曲家、ジャン=バティスト・リュリ(Jean-Baptiste Lully)によって 作曲されたオペラです(LWV 71はリュリの作品目録番号です)。このオペラは、リュリが作曲した中で最も成功した作品の一つであり、 彼の代表作の一つとしても知られています。 Passacaille (Act V)の演奏時間は約5分です。 別売の4曲とともに、お好きな曲をセレクションとして演奏できます。 別売4曲の演奏時間は約4分です。 1.Gavotte 2.Canarie 3.Rondeau (Act 1, sc.3) 4.Sarabande (Act 1, sc.3) 『Armide』は、1686年に初演されました。リュリが作曲し、詩人フィリップ・クァンティ(Philippe Quinault)が台本を手掛けました。 この作品は、フランスの宮廷で上演され、ルイ14世の支持を受けました。リュリは、フランスのオペラのスタイルを確立し、フランス・バロック・オペラの基本的な特徴を打ち立てた重要な作曲家の一人です。 物語と台本:『Armide』の物語は、イタリアの叙事詩詩人トルクァート・タッソの叙事詩『解放されたエルサレム Jerusalem Delivered』に基づいています。 物語は、十字軍の騎士たちと魔法使いの女性、アルミード(Armide)との対立を描いています。 アルミードは十字軍の指導者の1人であるルネの愛に悩まされますが、同時に彼を憎みます。 音楽:リュリの音楽は、美しい旋律、舞台に合った豪華な管弦楽編成、そして彼の特有のリズム感覚が特徴です。 彼は、フランス・バロック・オペラの伝統に則り、ダンスを豊富に取り入れました。合唱や舞台装置との相互作用も巧みに取り入れられ、 豪華絢爛な舞台が完成しています。 登場人物:アルミード、ルネ(またはルネ王)、アルクタン、シドレ、フェニックスなどが主な登場人物です。 感情の描写:『Armide』は、感情の豊かな描写が特徴です。特にアルミードの心情の変化や葛藤が繊細かつ壮大に表現されています。 恋と憎しみ、情熱と悲劇が交錯する物語は、観客を感動させます。 歴史的重要性:『Armide』は、リュリが創り上げたフランス・バロック・オペラの到達点として評価されています。 その後のフランスのオペラに影響を与え、長い間演奏され続けました。 『Armide』は、フランス・バロック・オペラの傑作として、現代でも時折上演されることがあります。 リュリの優れた作曲技巧と感情豊かな音楽によって、この作品は多くの聴衆に愛され続けています。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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サックス五重奏 2つのパヴァーヌとギャリアード
¥2,750
サックス五重奏 2つのパヴァーヌとギャリアード ジェローム・バッサーノ 2 Pavans and Galliards Jerome Bassano 編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。 クラリネット五重奏、木管五重奏、金管五重奏版は発売中です。 イタリア・バロックの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/wDxrHPMeKno Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html ジェローム・バッサーノは、エリザベス1世の宮廷に仕えたイタリア人音楽家の一族で、ジェームズ1世やチャールズ1世の宮廷にも仕えました。 16世紀イングランドに君臨したジェームズ1世の宮廷で演奏された作品です。 16世紀に作曲された「Pavans」と「Galliards」は、ルネサンス期の音楽における舞曲の一種です。 これらの舞曲は、宮廷や社交の場で演奏され、時折1対1で組み合わせて使用されることが一般的でした。 Pavans(パヴァーヌ)の特徴: ゆったりとしたテンポ: パヴァーヌは比較的ゆったりとしたテンポで演奏されることが多く、 優雅な足取りに合わせて踊るのが特徴です。 重厚なリズム: パヴァーヌは、しばしば重厚で堂々としたリズムを持っています。4分の3拍子が一般的で、 独特のリズムパターンが楽曲全体を特徴づけます。 メランコリックな表情: パヴァーヌはしばしばメランコリックな表情や感情を表現するために使用されました。 そのため、情熱的でしばしば感傷的な音楽が特徴です。 多声性の対位法: ルネサンス期の舞曲は、多声性や対位法的な技法を用いた作曲が行われました。 パヴァーヌも多声性の作曲手法が見られます。 Galliards(ギャリアード)の特徴: 活発なテンポ: ギャリアードは非常に活発なテンポで演奏され、軽快な足取りに合わせて踊られました。 しばしば2分の1拍子で書かれることもあります。 陽気で軽快なリズム: ギャリアードは、陽気で軽快なリズムが特徴であり、しばしば軽快なスキップやジャンプのような動きを表現します。 複雑なリズム変化: ギャリアードは、複雑なリズム変化やフレーズの組み合わせが見られ、その独特のリズミカルな要素が際立ちます。 ダンスとエンターテインメント: ギャリアードは、しばしばエンターテインメントの要素を持ち、 観客を楽しませるためのダンスとして演奏されました。 これらの特徴により、「Pavans」と「Galliards」は、16世紀のルネサンス期の音楽文化を豊かに表現し、 宮廷や社交の場での音楽と舞踊の楽しみを提供していました。 ●ジェローム・バッサーノ アンソニー、アルヴィーゼ、ジャスパー、ジョン(ジョヴァンニ)、バプティスタ・バッサーノの5人の息子は、 ヘンリー8世の宮廷に仕えるため、ヴェネツィアからイギリスに渡りました。 彼らはリコーダー・コンソートとして演奏した。ジャコモ・バッサーノは、主たる住居をヴェネツィアに置いた唯一の息子でした。 ジェローム・バッサーノは引っ越しをせず、ヴェネツィアでは "トランペットとショームのマエストロ "として記録されています。 彼は作曲家ジョヴァンニ・バッサーノの母方の祖父であると考えられています。 生涯 ジェロームは、ヴェネツィアから35マイル離れた町バッサーノ・デル・グラッパのバプティスタ "ピヴァ "の息子でした。 バプティスタは小さなバグパイプ、ピヴァを演奏する音楽家であった。彼はアンドレア・デ・クレスパーノの息子で、 バッサーノから9マイルほど東にあるクレスパーノ村の出身でした。 アンドレア、バプティスタ、ジェロームはいずれも音楽家であり、楽器製作者であったとされています。 16世紀初頭、ジェロームはバッサーノからヴェネツィアに移り住み、1506年から1512年の間、ヴェネツィア総督の ピッフェロ奏者であった "マエストロ・ヒエロニモ "として記述されています。歴史家A.L.ロウズは、1973年にタイムズ紙に宛てた手紙の中で、 バッサーノ家はユダヤ人であると主張しました。ロジャー・プライアーは、1995年にデイヴィッド・ラソッキ博士と共著した本の中で、一家は改宗したユダヤ人であると主張しました。 しかし、ジュリオ・M・オンガロは『Early Music』誌の "New Documents on the Bassano Family"(1992年)の中で、 またアレッシオ・ルファッティ(ピエール・チェーザレ・イオリー・ゾラッティーニ教授の協力の下、バッサーノ・デル・グラッパの古文書館で調査を行った)は、 イギリスに移住したバッサーノ家はユダヤ系ではなかったと主張しています。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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Solo+木管五重奏 「ミルテの花(Myrthen)」作品25から 蓮の花 楽譜
¥1,800
Solo+木管五重奏 「ミルテの花(Myrthen)」作品25から 蓮の花 ロベルト・シューマン Myrthen, Op. 25-7「Die Lotosblume」 Robert Schumann 編成はソロパートおよびFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。 同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、 in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、 in C-Fl.版(Fl.、Pic.)、 in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、 Tubaは1オクターブ下げて演奏できます。 in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、 in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。 多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は下の編成も含め4種類から選ぶことができます。 参考音源ではFl.がSoloを担当しています。 金管五重奏、サックス五重奏、クラリネット五重奏版は発売中です。 愛を語るシューマンの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/JwGcL2mG8Mk Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html ロベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810年~1856年)が作曲した「Die Lotosblume(蓮の花)」は 歌曲集「ミルテの花(Myrthen)」作品25の中の第7曲目です。 「Die Lotosblume(はすの花)」の詩はハインリヒ・ハイネ(Heinrich Heine, 1797年~1856年)によるものです。 「ミルテの花」はシューマンの歌曲の年と呼ばれる1840年に作曲されています。 そして、シューマンの結婚式の前日に妻となるクララに捧げられた歌曲集です。 この歌曲集にはクララへの愛が沢山詰まっています。 楽曲の特徴: 作曲年: この歌曲は1840年に作曲され、シューマンの「リート年」とも呼ばれる非常に創造的な期間に位置しています。 この年には彼の妻であるクララ・シューマンへの愛の表現として多くの歌曲が作曲されました。 歌詞: 「Die Lotosblume」の歌詞はハインリッヒ・ハイン(Heinrich Heine)によるものです。 ハインはドイツの詩人で、彼の詩はロマン派の感情や情熱を表現するのに適しており、多くの作曲家によって歌曲として取り上げられました。 テーマ: この歌曲のテーマは愛と美です。歌詞には美しい自然の比喩が多く使用され、 特に「蓮の花」は純粋さ、美しさ、そして愛情を象徴するシンボルとして使われています。 歌詞は愛する人への愛情とその美しさを歌っており、ロマンチックな要素が強調されています。 メロディとピアノ伴奏: シューマンは美しい旋律を作り出すことで知られており、この歌曲でもその才能が輝いています。 メロディは繊細で情熱的であり、愛情深い言葉に対応しています。ピアノ伴奏も優れており、歌手と調和し、感情を表現するのに役立っています。 短いが印象的な歌曲: 「Die Lotosblume」は短い歌曲ですが、その美しさと情熱的な表現により、 シューマンの歌曲集「Myrthen」の中でも特に印象的なものの一つとされています。 「Die Lotosblume」は、シューマンのロマンティックな音楽の美しさを体現した歌曲の一例であり、 彼の作品の中で多くの人に愛されています。シューマンの歌曲は、詩の感情を音楽で表現する素晴らしい例であり、この歌曲もその優れた例と言えます。 特徴分析: 曲はヘ長調に始まった曲は、5度上のハ長調に高まり、昼の世界を描いています。そして変イ長調に転調して、夜の世界が開かれます。 「夜の訪れを夢見ている」の後、その時に音楽が重いバスから離れ、宙に漂います。そして神秘的な瞬間がやって来ます。 歌詞に「月 Der Mond」が現れたところで、さっと♭が付きます。音楽は、一瞬、方向性を失い、ただ夢のようなハーモニー(D♭M7)が響くだけです。 すぐに変イ長調へ向かい(Ⅴ7)、月ははすの「恋人 Buhle」で変イ長調に落ちつきます(Ⅰ)。 恋人の出現ともに夜が訪れる様、夜の訪れとともに恋人が出現する様を表現しているのかも知れません。 夜のとばりが降りて、蓮と月との親密な時となります。「恋人」と訳されたた Buhle には「間男」といった意味もあり、 この逢瀬には性的な意味が込められているのです。 蓮の花 歌詞 Die Lotusblume angstigt sich vor der Sonne Pracht, und mit gesenktem Haupte erwartet sie traumend die Nacht. Der Mond, der ist ihr Buhle er weckt sie mit seinem Licht, und ihm entschleiert sie freundlich ihr frommes Blumengesicht. Sie bluht und gluht und leuchtet, und starret stumm in die Hoh’; sie duftet und weinet und zittert vor Liebe und Liebesweh. 意味 はすの花は恐れている 太陽の華やかさを そしてうなだれて 夜を夢見ながら待ち望んでいる。 はすの愛人である月は 月の光ではすを目覚めさせる そして はすは月に好意的に見せる はすの忠実な花の顔を はすは咲き、赤く色づき、輝き、 そして黙って真上をじっと見つめる はすは香り、泣き、そして震える 愛情のあまり、そして愛の痛みのあまり。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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金管五重奏 「高き天より、われは来たれり」楽譜
¥1,650
金管五重奏 「高き天より、われは来たれり」 クリスマスカンタータ「BWV 700」から ヨハン・ゼバスティアン・バッハ Vom Himmel hoch, da komm ich her J.S.Bach 編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。 サックス五重奏版、木管五重奏版、クラリネット五重奏版は発売中です。 賛美と感謝の気持ちを表現した美しいバッハの魅力をぜひ味わってください。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/o_FdJNG4OJM Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 「Vom Himmel hoch, da komm ich her」(BWV 700)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach)による クリスマス音楽の宝石です。この音楽作品は、バッハの宗教音楽の傑作の1つであり、 クリスマスの喜びと神の祝福を讃えるために作曲されました。 背景: 「Vom Himmel hoch, da komm ich her」は、クリスマスカンタータの一部として作曲されました。 バッハは18世紀初頭に多くのカンタータを作曲し、これらはキリスト教の祝祭や儀式で演奏されるために制作されました。 この特定のカンタータは、クリスマスの祝日に神への賛美と感謝の意を表現するために創られました。 構造: 「Vom Himmel hoch, da komm ich her」は、合唱、ソロ歌手、オルガン(または他の鍵盤楽器)によって演奏されます。 このカンタータは通常、以下のような部分で構成されています。 合唱の前奏: 作品はしばしば合唱による前奏から始まります。この前奏部分では、合唱団がクリスマスの祝福を歌い、キリスト降誕を賛美します。 ソロ歌手のアリア: このカンタータにはソロ歌手(ソプラノ、テノール、バスなど)が登場し、個々のアリア(独唱曲)を歌います。 ソロ歌手は、クリスマスのメッセージをさらに深く探求し、神への感謝や賛美の言葉を表現します。 合唱の反応: ソロ歌手のアリアに対して、合唱団が応答することがあります。合唱は、個人的な感情を共有し、神の栄光をたたえます。 フィナーレ: カンタータは通常、合唱とオルガンによる壮麗なフィナーレで締めくくられます。この部分ではクリスマスの奇跡と喜びが最高潮に達します。 音楽的特徴: 「Vom Himmel hoch, da komm ich her」は、バッハの宗教音楽のスタイルに忠実であり、その音楽的特徴には次のような要素が含まれます。 ポリフォニー: バッハの音楽はしばしばポリフォニー(複数の旋律が同時に進行すること)が特徴的で、複雑な対位法とハーモニーが魅力です。 合唱とソロ歌手、オルガンが対話し、調和します。 キャッチーな旋律: バッハは印象的な旋律を作曲する才能があり、これは聴衆に音楽を覚えやすくさせます。 クリスマスカンタータにおいても、美しい旋律が目立ちます。 感情表現: バッハの音楽は感情豊かで、喜び、希望、感謝、賛美などの感情が豊かに表現されます。 重要性: 「Vom Himmel hoch, da komm ich her」は、バッハの宗教音楽の中でクリスマスの祝福と喜びを称える重要な作品の一つです。 バッハの音楽は、その深い宗教的メッセージと音楽的な優雅さで知られ、多くの聴衆に感動を与え続けています。 このカンタータはクリスマスの礼拝や音楽コンサートで演奏され、キリスト教の信仰を讃えるための美しい音楽として称賛されています。 「Vom Himmel hoch, da komm ich her」(BWV 700)は、バッハの豊かな音楽遺産の一部として、 クリスマスシーズンにおける特別な音楽として楽しまれ続けています。 その神聖なメッセージと美しい音楽は、多くの人々に希望と平和をもたらし、クリスマスの精神を讃えます。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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クラリネット五重奏 カンツォン・ビジェシマテルザ
¥1,400
クラリネット五重奏 カンツォン・ビジェシマテルザ クラウディオ・メルーロ Canzon vigesimaterza Merulo, Claudio 編成はCl.4本、Bs.Cl.です。 サックス五重奏、木管五重奏、金管五重奏版は発売中です。 イタリア・ルネッサンスの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/P76_mLOcaSI Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html メルーロの若い頃については詳しい記録が残っていません。ヴェネツイアでツアリ-ノに学んでいたといわれています。 メルーロはサン・マルコ大聖堂のオルガン奏者でした。アンドレア・ガブリエ-リと競って音楽活動を行いました。 鍵盤作品が多くスエ-リンクやフレスコバルデイ、バッハへと彼のオルガン技法が続きます。 楽曲 「Canzon vigesimaterza」は、ルネサンス期のイタリアの作曲家であるクラウディオ・メルーロによって作曲された楽曲です。 ジャンル: 「Canzon vigesimaterza」はルネサンス期の器楽音楽の一形態である「カンツォーナ」(Canzona)に分類されます。 カンツォーナは、器楽アンサンブルやオルガンなどのために書かれた楽曲で、通常は合奏や対位法的なテクスチャを特徴としています。 対位法とポリフォニー: メルーロの「Canzon vigesimaterza」は、ルネサンス期の対位法的な技法やポリフォニー(多声音楽)の要素が強調されています。 複数の楽器が対話しながら演奏され、異なる声部が独立して旋律を奏でます。 アンサンブルの編成: この曲は主に金管楽器と打楽器によって演奏されます。 メルーロの時代には、トランペット、サックバット(トロンボーンの前身)、そして打楽器が広く使われました。 躍動感と華麗さ: 「Canzon vigesimaterza」は、躍動感に富んだ楽曲で、旋律線が次々と現れ、変化に富んだ音楽的景色を提供します。 華麗な音楽的技巧やリズムの変化が特徴です。 宗教的な背景: メルーロの多くの作品は宗教的なコンテクストで演奏されましたが、「Canzon vigesimaterza」もその一例です。 この曲は教会の奉神礼や宗教的な儀式で使用されることがありました。 クラウディオ・メルーロはルネサンス期のイタリアの作曲家として重要な存在であり、彼の楽曲は当時の音楽様式を示すものとして評価されています。 彼の作品は対位法的な技法やポリフォニーの美しさを体現しており、ルネサンス音楽の重要な遺産の一部です。 ●ヴェネツイア楽派 1000年も栄えた人口20万の船乗りが築いた交易国家ヴェネツイアで、ルネッサンス 後期からバロック期に栄えたのがヴェネツイア(楽派)の音楽です。 サンマルコ大聖堂はあまりに巨大であったため、残響を利用した2重合唱の技法が開発されました。 左右両陣にオルガンと合唱隊が置かれて、ステレオ効果を利用したヴェネツイア楽派の音楽が起きました。 フィレンツエでのモノデイ形式とオペラの誕生を、ベネツイアでモンテベルデイがさらに発展させて、バロック音楽の誕生を導きました。 ヴェネツイア絵画のような豊富な色彩も、ヴェネツイア音楽ではその音色と響きに踏襲されています。 出版の自由があったのは当時としてはヴェネツイアだけで、それもあって盛んな音楽出版の中心地になりました。 それにより他の地域に先駆けて音楽が栄えたというわけです。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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サックス五重奏 バンビーノ・ダンス 楽譜
¥1,500
サックス五重奏 バンビーノ・ダンス トマス・ダンヒル The Bambino Dances Thomas Dunhill 編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。 木管五重奏、クラリネット五重奏、金管五重奏版は発売中です。 コミカルな赤ちゃんのダンスを思わせる作品をぜひ味わってください。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/DGvtt6ntFNs Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 「The Bambino Dances」は、トマス・ダンヒル(Thomas Dunhill)によって作曲されたピアノ4手連弾のための楽曲です。 トマス・ダンヒルは、1877年から1946年までの間に活動したイギリスの作曲家で、ピアニストでもありました。 彼は室内楽や歌曲、ピアノ曲などを作曲しましたが、その中でもピアノ4手連弾のための作品は非常に人気があります。 「The Bambino Dances」は、その名前からもわかるように、赤ちゃんのコミカルなワルツの楽曲です。 "Bambino"は、イタリア語で「子供」や「赤ちゃん」という意味です。 この単語は、日常会話や文学、音楽などさまざまな文脈で使用されることがあります。 また、特定の名前やブランド名としても使われることがあります。 この曲は2人のピアニストが協力して演奏することを意図して作曲されました。ピアノ4手の連弾では、2つのピアノが同じ楽譜を演奏することで、 より豊かな音楽表現やリズムを実現します。 一般的に連弾作品は協力して演奏する楽しさや、異なる音色やテクニックを組み合わせることによる音楽的な魅力を持っています。 楽譜を入手できる場合、演奏してみることをおすすめします。 また、トマス・ダンヒルの作品はロマンティックな雰囲気やメロディアスな旋律が特徴であり、それを楽しむことができるかと思います。 作曲家トマス・ダンヒル: トマス・ダンヒル(1877年-1946年)は、イギリスの作曲家で、主に歌曲や室内楽を手がけました。 彼はイギリスの音楽教育者としても知られ、ロンドン王立音楽院で教鞭をとりました。 ダンヒルは、古典的なスタイルとロマンティックな要素を取り入れた作品を数多く作曲しました。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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木管五重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-6 エレジー 楽譜
¥1,500
木管五重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-6 エレジー Lyriske smastykker op.38-6 Elegie Grieg, Edvard Hagerup 編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。 金管五重奏版、クラリネット五重奏版、サックス五重奏版は発売中です。 北欧グリーグの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/u5F5PlCTZ0Q Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 1867年、《ピアノ協奏曲イ短調 作品16》で一躍有名になったグリーグは、この年から1901年にかけてこの作品集を書き上げました。 生涯にわたって作曲されているため、グリーグの作風、ピアニズム、その変遷すべてがその中にあらわれていて、グリーグの作品の中でも中心的な存在です。 いずれも1分~6分程度のかるめの小品であり、ステージ用というよりは、主にサロンや家庭で広く親しまれていました。 いずれの曲も標題がつけられていて、それぞれの曲に対して、一つの感情、気分、情景が表現されています。 1867年、第1集を発表しましたが、その後ピアノ、作曲、指揮など多忙だったこともあり、第2集が発表されたのは、その16年後でした。 第2集から第10集は間隔をおきながら続けて作曲されました。全10巻で、計66曲の作品がおさめられています。 グリーグ : 抒情小品集 第2集 / Lyriske stykker No.2 op.38 大成功をおさめた第1集の出版から16年がたち、芸術家としての成熟がみられる時期に書かれた作品です。 1.子守歌 / op.38-1 "Vuggevise" ゆりかごのようなリズムにのせて、優しい旋律が愛情深く歌われます。 中間部では曲想が変わり、ノルウェーの舞曲風の部分がみられます。 2.民謡 / op.38-2 "Folkevise" ノルウェー舞曲の、はずむようなリズムが終始貫かれています。 声部ごとに一拍目や、二拍目に強拍があり、演奏には注意が必要です。 3.メロディー / op.38-3 "Melodie":断片的であり、シューマン風。穏やかで、優しい雰囲気が非常に魅力的です。 掛留があるところでは、緊張感をもって、全体的にハーモニーを意識して演奏しましょう。 4.ハリング / op.38-4 "Halling" 歯切れがよく、敏捷な動きをもって奏される。アクセントとテヌートを効果的に演奏しましょう。 5.スプリング・ダンス / op.38-5 "Springdans" 舞曲のリズムにのせて、おどけたようなリズムをもった旋律が歌われます。 ポリリズムで書かれていて、また強調がおかれている部分が不規則ですので、それを正確に演奏する点に注意が必要です。 6.エレジー / op.38-6 "Elegie" タイトルどおり、悲しみが表現されています。長く伸ばされる緊張感のあるE音が印象的に響きます。 7.ワルツ / op.38-7 "Vals" ワルツのリズムにのって、悲しげのある旋律が、時々おどけたようなリズムを加えながらで歌われていきます。 途中で登場するプレストの箇所は、技巧的で激しく、曲の緊張感を一気に高めて効果をあげています。 8.カノン / op.38-8 "Kanon" 2つの声部が対話的におかれ、それに伴奏がそえられながら、アジタートへ向かって曲がすすみます。 中間部ではピウ・モッソ・トランクイロになり、広大な響きをつくりあげていきます。この曲においてもシューマンの影響がみられます。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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Solo+金管五重奏+ グアンタナメラ(Salsa Ver.)楽譜
¥3,200
Solo+金管五重奏+ グアンタナメラ(Salsa Ver.) キューバ民謡 Guantanamera Cuban folksong 編成はソロ楽器、Tp.2本、Hn.2本、Tbn.またはEup.、ドラムス+Shaker、Vib.、エレキベース(チューバ)に加えて パーカッション(Cowbell、Guiro、Timbales、Conga、Bongoの5名)で総勢13名です。 エレキベースはチューバに変更可能でパート譜は同梱しています。 参考音源ではFl.がSoloを担当しています。 同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、 in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、 in C-Fl.版(Fl.、Pic.)、 in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、 Tubaは1オクターブ下げて演奏可能です。 in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、 in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。 多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は下の編成も含め4種類から選ぶことができます。 クラリネット五重奏、サックス五重奏、木管五重奏版は発売中です。 このSalsa Ver.の他にEasy flamenco Ver.も発売中です。 陽気なキューバの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/wiEa-v0t-Kw Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 「Guantanamera」とは、キューバの伝統的な民謡で、世界中で愛されている曲のひとつです。 この曲は、キューバ独立戦争で戦った英雄ホセ・マルティの詩をもとに、フェリックス・ランドール(Felix Varela)が メロディーを付けたものです。 「Guantanamera」の歌詞は、キューバのグアンタナモ地方の女性の美しさをたたえたもので、現代的な愛の歌詞としても解釈できます。 曲は、独立戦争時に流行した民謡「La Bayamesa」という曲のリズムを引用しており、ラテンアメリカの音楽に大きな影響を与えた 曲として知られています。 「Guantanamera」は、キューバだけでなく、世界中で多くのアーティストによってカバーされ、様々なジャンルの音楽に取り入れられています。 例えば、1958年には、カリプソ歌手のハリー・ベラフォンテがカバーし、米国でヒットしました。また、ビートルズのメンバーである ジョージ・ハリスンも、自身のソロ曲「Within You Without You」で「Guantanamera」を引用しています。 「Guantanamera」の曲調は、明るく陽気であり、軽快なリズムとキューバらしいアコースティックギターの音色が特徴的です。 また、キューバの伝統的な楽器であるトロンボーンやトランペットを取り入れたアレンジも多く存在し、 その音楽性の高さが伝統的なラテン音楽を代表する曲のひとつとなっています。 「Guantanamera」は、音楽だけでなく、政治的な象徴としても広く知られています。キューバ革命後、 フィデル・カストロ政権下で国歌の候補に挙がったことがあります。 また、1960年代には、フィデル・カストロ政権下で、キューバがアメリカとの間で冷戦を展開する中で、 この曲がキューバの象徴として多くのアメリカ人によって歌われたことがあります。 その後、グアジーラはキューバ国内だけでなく、ラテンアメリカ全域に広がっていきました。特に、ベネズエラやコロンビア、 メキシコなどの国々で人気を博し、その土地ごとにアレンジや歌詞が変化していきました。 中でも、グアジーラの曲として最も有名なのが、クバーナの詩人ホセ・マルティが書いた詩に曲を付けた「グアンタナメラ」です。 「グアンタナメラ」は、キューバのグアンタナモ州をモチーフにして作られた曲であり、自由と平和への思いを表現しています。 曲は、キューバの作曲家であるフランシスコ・ホセ・マルティ(フランク・フェリス)によって作曲され、ホセ・マルティの詩 「Versos Sencillos(シンプルな詩)」を歌詞として使用しています。 「グアンタナメラ」は、その明るく軽快なメロディーと、覚えやすい歌詞から、キューバ音楽の代表的な曲の一つとして、世界中で広く愛されています。 特に、1960年代には、カリブ海や南米の国々で人気を博し、ポピュラー音楽の分野で多くのカバー・バージョンが作られました。 その後、グアンタナメラは、世界的に知られるキューバの音楽のシンボルとして、多くの文化交流の場で歌われるようになりました。 現在でも、グアンタナメラは、キューバ音楽の中でも代表的な曲の一つであり、世界中の音楽ファンに愛され続けています。 また、その明るく軽快なメロディーや歌詞の内容から、様々な場面で歌われることがあります。 例えば、スポーツの試合や、祭りの場などで盛り上がりを演出するために、グアンタナメラが演奏されることがあります。 「Guantanamera」の歌詞と日本語訳になります。 【スペイン語原詞】 Por el campo de la vida, miro todo con carino. Y si vuelvo la mirada, muchos recuerdos diviso. Guantanamera, guajira Guantanamera, Guantanamera, guajira Guantanamera. Cultivo una rosa blanca, en julio como en enero, para el amigo sincero que me da su mano franca. Y para el cruel que me arranca el corazon con que vivo, cardo ni ortiga cultivo, cultivo la rosa blanca. Guantanamera, guajira Guantanamera, Guantanamera, guajira Guantanamera. Con los pobres de la tierra quiero yo mi suerte echar: El arroyo de la sierra me complace mas que el mar. Guantanamera, guajira Guantanamera, Guantanamera, guajira Guantanamera. 【日本語訳】 人生の野原に 愛情を持って見る 振り返ってみると 多くの思い出がある グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ 真冬でも真夏でも 白いバラを育てる 心を打ち明け合う友に 手を差し伸べるために 苛酷な人に心を引き裂かれても 草花や棘は育てない 白いバラだけを育てる グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ 貧しい人々と共に 私も運命を分かち合いたい 山の小川のせせらぎが 私を満たしてくれる グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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クラリネット五重奏 トランシルヴァニアの主題によるソナチネから第3楽章 楽譜
¥1,500
クラリネット五重奏 トランシルヴァニアの主題によるソナチネから第3楽章 Sonatina 3rd Movement Bela Bartok 編成はCl.4本、Bs,Cl.です。 木管五重奏、サックス五重奏、金管五重奏版は発売中です。 このアレンジは第1、2、3楽章があります。 3曲(全曲)の通し演奏時間は約4分です。 バルトークによる民俗色豊かな名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/JmDFRD09SWY Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html ベーラ・バルトークの《ソナチネ》は、1915年に作曲されたピアノ独奏曲です。 1931年に自身で管弦楽曲として編曲し、管弦楽曲版については題名を「トランシルヴァニア舞曲」に改めています。 また同じ1931年に、バルトークの友人であるヴァイオリン奏者のアンドレ・ジェルトレルが手がけたヴァイオリンとピアノのための編曲が存在します。 この編曲版の出版の際に「sur des themes paysans de Transylvanie(トランシルヴァニアの農民の主題による)」という副題が附されました。 初演は1920年4月16日、ポジョニ(現ブラチスラヴァ)にて作曲者のピアノ独奏によります。演奏時間は約4分です。 管弦楽版は1932年1月14日にブダペストにてマッシモ・フレッチャの指揮によって初演されました。 バルトーク自身がハンガリー王国領内(現在ルーマニア領であるトランシルヴァニア地方)で採集した民俗音楽の旋律に基づいている、以下の3つの楽章からなり、 5つの旋律が引用(両端楽章はそれぞれ2つずつ)されています。 なお、「ソナチネ(小さいソナタ)」という名前でありながら、3曲の中にソナタ形式の曲は存在しません(すべて三部形式で構成されています)。 1944年にAsk the Composerというラジオ番組のバルトーク特集回において、バルトークが「このソナチネは元々、ルーマニア民俗舞曲集として作曲されました。 その中から3曲を選んで『ソナチネ』という題名をつけたものです。」と述べているように、古典的な意味のソナチネというよりも「小品集」という意を込めたものと考えられています。 曲の3つの楽章にはそれぞれタイトルがついていますが、管弦楽版では削除されています。 第1楽章:バッグパイプ吹き / No.1 "Dudasok" アレグレット A-B-Aの三部形式。Aの部分は、フニャド地方のアルデレアナ舞曲に基づく。D、E、Fis、Gis、A、H、Cの各音からなるバグパイプの音階が用いられています。 これは、Dを基音とするリディア調とミクリディア調が混合した音階で、のちにもバルトークが好んで用いたものです。 Bの部分は、ビハル地方の民族舞曲に基づくもので、せまい音域での音型が反復されています。 第2楽章:熊の踊り / No.2 "Medvetanc" モデラート A音を基音とするドリア調でかかれています。マラマロシュの熊踊りの旋律が、右手、左手交互に登場し、2度くりかえされます。 第3楽章:終曲 / No.3 "Finale" アレグロ・ヴィヴァーチェ A-Bの二部構成。Aの部分では、マロッシュ・トルダ地方のマルンゼル舞曲に基づいています。G音を基音とするリディア調。 Bの部分では、トランタール地方のババレウカ舞曲に基づいています。ト長調。曲全体を通してD音が支配的になっています。 また各曲についてはラジオ放送の際に寄せたバルトーク本人の解説は次のようになっています。 バグパイプ吹き(ハンガリー語:Dudasok /英語:Bagpipers) 「2人のバグパイプ演奏家が、互いに掛け合いで舞曲を演奏する舞曲です。」 熊踊り(Medvetanc / Bear Dance) 「農民のフィドル奏者が、熊の声に似せるために低音弦(G線とD線)で演奏しました。一般にヴァイオリン奏者は、E線を使います。」 終曲(Finale ) 「この楽章にも、農民のフィドル奏者たちの奏でる民俗音楽の旋律が含まれています。」 はじめの主題はトルコの舞曲からの影響があるとされています。 ◇バルトーク/トランシルヴァニアの主題によるソナチネ◇ バルトークは20世紀最大の作曲家のひとりに数えられています。その理由は、民俗音楽の素材を要素に分解し、それを強靭な知性で再構成し、 普遍的な芸術作品に鍛え上げた、という点です。 シェーンベルクの十二音技法以降、聴衆との乖離の進む傾向にあった20世紀の音楽の中で、高度に知的な論理的構造をもちながら、 しかも民俗音楽のヴァイタリティを失わず、感覚的に楽しめる音楽を残したバルトークが高く評価されるのは当然です。 しかし、バルトークもそのような高みに達するまでには紆余曲折があり、自分の音楽の素材を求めてハンガリーをはじめとする東欧のみならず、 遠くアフリカまで出かけて各地の民謡を採集する、という地道な努力を積み重ねました。 「トランシルヴァニアの主題によるソナチネ」は、そのような民謡収集の賜物です。 作曲は1915年、バルトーク34歳の年です。トランシルヴァニア地方で採集した5つの民謡が用いられた3楽章の作品ですが、 「ソナチネ」と名づけられているわりには形式はソナタ形式やソナチネ形式を含まず、組曲といった趣きがあります。 そもそもの発想は民族舞曲集を作ろうというところにあり、後年この曲をオーケストレーションするにあたり、バルトークは 「トランシルヴァニア舞曲集」と名づけています。 この曲ではバルトークは気楽な手つきで民謡をむき出しで使用しており、「弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽」や弦楽四重奏曲のような 深刻な作風とは異なる、明るく楽しいバルトークの音楽の一面がよく出ています。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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サックス五重奏 歌劇アルミードからパッサカリア 楽譜
¥2,250
サックス五重奏 歌劇アルミードからパッサカリア ジャン=バティスト・リュリ Passacaille (Act V) from "Armide Tragedie en musique" LWV 71 Jean-Baptiste Lully 編成はソプラノ、アルト2本、テナー、バリトンです。 クラリネット五重奏、木管五重奏、金管五重奏版は発売中です。 フランス・バロック期の名曲をコンサート・ピースなどに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/plrG54Z6f5E Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 『Armide』(アルミード)は、フランスのバロック期の作曲家、ジャン=バティスト・リュリ(Jean-Baptiste Lully)によって 作曲されたオペラです(LWV 71はリュリの作品目録番号です)。このオペラは、リュリが作曲した中で最も成功した作品の一つであり、 彼の代表作の一つとしても知られています。 Passacaille (Act V)の演奏時間は約5分です。 別売の4曲とともに、お好きな曲をセレクションとして演奏できます。 別売4曲の演奏時間は約4分です。 1.Gavotte 2.Canarie 3.Rondeau (Act 1, sc.3) 4.Sarabande (Act 1, sc.3) 『Armide』は、1686年に初演されました。リュリが作曲し、詩人フィリップ・クァンティ(Philippe Quinault)が台本を手掛けました。 この作品は、フランスの宮廷で上演され、ルイ14世の支持を受けました。リュリは、フランスのオペラのスタイルを確立し、 フランス・バロック・オペラの基本的な特徴を打ち立てた重要な作曲家の一人です。 物語と台本:『Armide』の物語は、イタリアの叙事詩詩人トルクァート・タッソの叙事詩『解放されたエルサレム Jerusalem Delivered』に基づいています。 物語は、十字軍の騎士たちと魔法使いの女性、アルミード(Armide)との対立を描いています。 アルミードは十字軍の指導者の1人であるルネの愛に悩まされますが、同時に彼を憎みます。 音楽:リュリの音楽は、美しい旋律、舞台に合った豪華な管弦楽編成、そして彼の特有のリズム感覚が特徴です。 彼は、フランス・バロック・オペラの伝統に則り、ダンスを豊富に取り入れました。合唱や舞台装置との相互作用も巧みに取り入れられ、 豪華絢爛な舞台が完成しています。 登場人物:アルミード、ルネ(またはルネ王)、アルクタン、シドレ、フェニックスなどが主な登場人物です。 感情の描写:『Armide』は、感情の豊かな描写が特徴です。特にアルミードの心情の変化や葛藤が繊細かつ壮大に表現されています。 恋と憎しみ、情熱と悲劇が交錯する物語は、観客を感動させます。 歴史的重要性:『Armide』は、リュリが創り上げたフランス・バロック・オペラの到達点として評価されています。 その後のフランスのオペラに影響を与え、長い間演奏され続けました。 『Armide』は、フランス・バロック・オペラの傑作として、現代でも時折上演されることがあります。 リュリの優れた作曲技巧と感情豊かな音楽によって、この作品は多くの聴衆に愛され続けています。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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木管五重奏 オール・ザ・タイム・キッド 楽譜
¥1,650
木管五重奏 オール・ザ・タイム・キッド エドワード・デルヴィル All the Time Kid E. Derville 編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。 クラリネット五重奏、サックス五重奏、金管五重奏版は発売中です。 20世紀初頭のアメリカを席巻したラグタイム音楽を、ぜひお楽しみください。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/fg_3GnDgCbI Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 「All the Time Kid (A Rag Jag Two Step)」は、E. Derville(エドワード・デルヴィル)によって1905年に作曲されたラグタイムの楽曲です。 ラグタイムは、20世紀初頭にアメリカで発展した音楽ジャンルで、特にピアノの奏者によって演奏されました。 All the Time Kid: "All the Time Kid" 楽曲の主題やキャラクターを指しています。 ラグタイムの楽曲にはしばしばキャッチーなタイトルや楽しいストーリーが組み込まれており、聴衆に楽しみを提供しました。 A Rag Jag Two Step: "Rag Jag" はラグタイム音楽の一部であり、"Two Step" はダンスステップを指します。 したがって、「A Rag Jag Two Step」は、ラグタイムの特徴的なリズムで演奏される、踊りや楽しい音楽を意味します。 この楽曲は、20世紀初頭のアメリカでラグタイムが非常に人気があり、ダンスホールやピアノバーで演奏され、踊られました。 特にスコット・ジョプリンやジェームズ・スコットなどの有名なラグタイム作曲家の楽曲が人気を博しましたが、他の作曲家による楽曲も多く演奏されました。 「All the Time Kid (A Rag Jag Two Step)」は、ラグタイム音楽の一部として、 当時の楽しい社交ダンスやエンターテインメントの一環として楽しまれたことでしょう。 ラグタイムの楽曲はその活気と楽しさから、音楽の歴史において重要な位置を占めています。 ●ラグタイム(Ragtime)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカで発展した音楽ジャンルであり、ピアノ音楽のスタイルです。 独特なリズムやメロディが特徴であり、踊りや娯楽のために演奏されました。 特徴: ラグリズム: ラグタイムの最大の特徴は、独特のリズムパターンである「ラグリズム」です。 これは、強拍と弱拍が交互に弾かれ、スウィング感や軽快なリズムを生み出します。 ピアノのフィンガーピッキング: ラグタイムは、ピアノの演奏技法としてフィンガーピッキング(指で弦をはじくように弾く)を特徴としています。 これにより、複雑なリズムや旋律が生み出されます。 キャッチーなメロディ: ラグタイムの楽曲は、しばしばキャッチーなメロディを持っており、親しみやすいものが多いです。 多くの楽曲が独自のテーマやムードを持ち、耳に残る旋律が特徴です。 セクショナルフォーム: ラグタイムの楽曲は、セクションごとに異なるリズムやメロディを持つ「セクショナルフォーム」と呼ばれる 形式を採用しています。これにより、楽曲内での変化と興味を維持します。 歴史と影響: ラグタイムはアフリカ系アメリカ人の文化に影響を受け、アフリカ系アメリカのミュージシャンたちによって発展しました。 最初はピアノロールという形式で録音・再生され、後に楽譜としても広まりました。 特にスコット・ジョプリンは、ラグタイムの中でも最も有名な作曲家の一人で、「Maple Leaf Rag」などの楽曲で知られています。 ラグタイムはダンスホールや娯楽施設で演奏され、社会全般に影響を与えました。ジャズやその他のポピュラー音楽の発展にも影響を与え、 音楽の歴史において重要な位置を占めています。 ラグタイムは、その特有のリズムとメロディ、踊りや楽しみを提供する性格から、アメリカの音楽文化の重要な一部として親しまれています。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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打楽器三重奏+ テディベアのピクニック 楽譜
¥1,600
打楽器三重奏+ テディベアのピクニック ジョン・ウォルター・ブラットン Teddy Bears' Picnic John Walter Bratton 編成はVib.、Marim.、St.Bs.およびDrum Setです。 金管四重奏、木管四重奏、サックス四重奏版、クラリネット四重奏版は発売中です。 いかにも楽しそうなピクニックの様子の音楽を、ぜひお楽しみください。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/F1Xh0DOC00A Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 「テディベアのピクニック/Teddy Bears' Picnic」は、ポピュラーなキッズソングで、数々のアーティストや子供達に歌われています。 1907年にJohn Walter Brattonによって作曲されたメロディーに25年後Jimmy Kennedyが作詞してつけたものです。 テディーベアが流行り始めてすぐの、1907年に、アメリカで「The Teddy Bear's Picnic テディーベアのピクニック」 という曲が書かれます。クマがよたよた歩いている姿を想像できる、ゆかいな感じの曲です。 これに歌詞が書かれるのは、1932年。同年に、イギリスで、Henry Hall and His Orchestra (ヘンリー・ホールとオーケストラ)によって、 初めて歌詞つきの歌が録音されます。 歌手の、昔っぽいイギリス英語のアクセントも、とても面白いのです。 昨今、こんな喋り方をする人あまりいませんし。なんでも、この録音は、1960年代まで、BBCの音響技師により、 音響設備の周波をテストするために使用されていたのだそうです。 また、ジミー・ケネディ(英語版)が作詞、ジョン・ウォルター・ブラットンが作曲した 「熊ちゃんのピクニック(英語版)」(「くまちゃんのピクニック」とも表記される)という曲があります。 日本ではきたひろし(服部公一)の訳詞、ボニージャックスの歌で1961年にNHKの『みんなのうた』で放送されました。 《歌詞》 If you go down in the woods today You're sure of a big surprise. If you go down in the woods today You'd better go in disguise. For every bear that ever there was Will gather there for certain, because Today's the day the teddy bears have their picnic. Every teddy bear, who's been good Is sure of a treat today There's lots of wonderful things to eat And wonderful games to play Beneath the trees, where nobody sees They'll hide and seek as long as they please That's the way the teddy bears have their picnic Picnic time for teddy bears, The little teddy bears are having a lovely time today. Watch them, catch them unawares, And see them picnic on their holiday. See them gaily get about. They love to play and shout. And never have any cares. At six o'clock their mommies and daddies Will take them home to bed Because they're tired little teddy bears. If you go down in the woods today, You'd better not go alone. It's lovely down in the woods today, But safer to stay at home. For every bear that ever there was Will gather there for certain, because Today's the day the teddy bears have their picnic 和訳(最初の2節だけ) 今日、森へ行くのなら びっくりする事が待っているよ 今日、森へ行くのなら 変装して行った方がいいよ ありとあらゆるクマたちが、 森に集まってくるんだ 今日は、テディーベアのピクニックだから 良い子にしていたテディーベアたちに 今日は、楽しい事が待っている すばらしいご馳走が沢山と 楽しいゲーム 誰にも覗かれない木の下で 好きなだけかくれんぼ それが、テディーベアのピクニック ◆テディーの由来 このテディー・ベアという英語の名称ですが、テディーの由来と、そう呼ばれるようになった歴史があります。これは、 アメリカ第26代大統領、セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)から来ています。彼の愛称は、テディー・ルーズベルト。 1902年に、ルーズベルトは、ミシシッピ州知事の誘いで、ミシシッピへくま狩りに出かけます。狩猟を始めて3日たっても、 ルーズベルトはクマを一匹も打ち落とせないでいたのを、猟のガイドが見かねたか、犬を使って追い詰めたクマを、柳の木に縛りつけ、 大統領を呼んで、撃つように勧めたのです。ところが、セオドア・ルーズベルトは、動けないでいるクマを撃つなど、スポーツマンのする事ではない、 と、自分で撃つ事を拒否。ただし、クマはすでにかなり傷ついて苦しんでおり、楽にしてやるために、他の者に撃ち殺す事を命じます。 この逸話が、新聞記事となり、ニュースはあっという間に国中に広がります。更には、政治漫画家のクリフォード・ベリーマン(Clifford Berryman)が、 木に繋がれているクマとガイドに背を向ける大統領の漫画を描き、ワシントン・ポストに掲載。上がその漫画。クマは、なんだか、 ミッキーマウスに見えなくも無いですが。このため、クマさんというと、ルーズベルト大統領のイメージが、多くの人々の心に焼きつく事になりました。 ニューヨークで、キャンディーショップを経営していた、モリス・ミットム(Morris Michtom)氏も、この漫画を目に留めたひとり。 彼は、店の窓に、奥さんが作った2つのクマのぬいぐるみを飾り、ルーズベルトから、このクマさんたちを、セオドアの愛称「テディー」を使用した、 Teddy's Bears(テディーのくま)と呼んでも良いでしょうか、と許可を得ます。人気となったテディーたちに触発され、やがて、ミットム氏は、 テディーズ・ベアを大量生産し始め、おもちゃ会社を築き上げるに至ります。 時期を大体おなじくして、ドイツの会社シュタイフ(Steiff)が、やはりぬいぐるみのクマを製造販売はじめます。この会社は、マルガレーテ・シュタイフ (Margaret Steiff)婦人が、おこづかい稼ぎに、ゾウのぬいぐるみを自分で作っていて、そのうちに他の動物のぬいぐるみを作るようになったのが 始まりだそうです。当社のクマのぬいぐるみは、アメリカで人気となり、多く輸入され、これらクマさんたちも、テディー・ベアの名で呼ばれるようになりました。 そして今では、クマのぬいぐるみと言えば、どこのどんなものでも、テディーの名で呼ばれるようになるまで浸透したのです。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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Solo+金管五重奏 「ミルテの花(Myrthen)」作品25から 蓮の花 楽譜
¥1,800
Solo+金管五重奏 「ミルテの花(Myrthen)」作品25から 蓮の花 ロベルト・シューマン Myrthen, Op. 25-7「Die Lotosblume」 Robert Schumann 編成はソロパートおよびTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。 同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、 in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、 in C-Fl.版(Fl.、Pic.)、 in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、 Tubaは1オクターブ下げて演奏できます。 in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、 in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。 多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は下の編成も含め4種類から選ぶことができます。 参考音源ではSop.Sax.がSoloを担当しています。 クラリネット五重奏、サックス五重奏、木管五重奏版は発売中です。 愛を語るシューマンの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/2edvkzDBNFI Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html ロベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810年~1856年)が作曲した「Die Lotosblume(蓮の花)」は 歌曲集「ミルテの花(Myrthen)」作品25の中の第7曲目です。 「Die Lotosblume(はすの花)」の詩はハインリヒ・ハイネ(Heinrich Heine, 1797年~1856年)によるものです。 「ミルテの花」はシューマンの歌曲の年と呼ばれる1840年に作曲されています。 そして、シューマンの結婚式の前日に妻となるクララに捧げられた歌曲集です。 この歌曲集にはクララへの愛が沢山詰まっています。 楽曲の特徴: 作曲年: この歌曲は1840年に作曲され、シューマンの「リート年」とも呼ばれる非常に創造的な期間に位置しています。 この年には彼の妻であるクララ・シューマンへの愛の表現として多くの歌曲が作曲されました。 歌詞: 「Die Lotosblume」の歌詞はハインリッヒ・ハイン(Heinrich Heine)によるものです。 ハインはドイツの詩人で、彼の詩はロマン派の感情や情熱を表現するのに適しており、多くの作曲家によって歌曲として取り上げられました。 テーマ: この歌曲のテーマは愛と美です。歌詞には美しい自然の比喩が多く使用され、 特に「蓮の花」は純粋さ、美しさ、そして愛情を象徴するシンボルとして使われています。 歌詞は愛する人への愛情とその美しさを歌っており、ロマンチックな要素が強調されています。 メロディとピアノ伴奏: シューマンは美しい旋律を作り出すことで知られており、この歌曲でもその才能が輝いています。 メロディは繊細で情熱的であり、愛情深い言葉に対応しています。ピアノ伴奏も優れており、歌手と調和し、感情を表現するのに役立っています。 短いが印象的な歌曲: 「Die Lotosblume」は短い歌曲ですが、その美しさと情熱的な表現により、 シューマンの歌曲集「Myrthen」の中でも特に印象的なものの一つとされています。 「Die Lotosblume」は、シューマンのロマンティックな音楽の美しさを体現した歌曲の一例であり、 彼の作品の中で多くの人に愛されています。シューマンの歌曲は、詩の感情を音楽で表現する素晴らしい例であり、この歌曲もその優れた例と言えます。 特徴分析: 曲はヘ長調に始まった曲は、5度上のハ長調に高まり、昼の世界を描いています。そして変イ長調に転調して、夜の世界が開かれます。 「夜の訪れを夢見ている」の後、その時に音楽が重いバスから離れ、宙に漂います。そして神秘的な瞬間がやって来ます。 歌詞に「月 Der Mond」が現れたところで、さっと♭が付きます。音楽は、一瞬、方向性を失い、ただ夢のようなハーモニー(D♭M7)が響くだけです。 すぐに変イ長調へ向かい(Ⅴ7)、月ははすの「恋人 Buhle」で変イ長調に落ちつきます(Ⅰ)。 恋人の出現ともに夜が訪れる様、夜の訪れとともに恋人が出現する様を表現しているのかも知れません。 夜のとばりが降りて、蓮と月との親密な時となります。「恋人」と訳されたた Buhle には「間男」といった意味もあり、 この逢瀬には性的な意味が込められているのです。 蓮の花 歌詞 Die Lotusblume angstigt sich vor der Sonne Pracht, und mit gesenktem Haupte erwartet sie traumend die Nacht. Der Mond, der ist ihr Buhle er weckt sie mit seinem Licht, und ihm entschleiert sie freundlich ihr frommes Blumengesicht. Sie bluht und gluht und leuchtet, und starret stumm in die Hoh’; sie duftet und weinet und zittert vor Liebe und Liebesweh. 意味 はすの花は恐れている 太陽の華やかさを そしてうなだれて 夜を夢見ながら待ち望んでいる。 はすの愛人である月は 月の光ではすを目覚めさせる そして はすは月に好意的に見せる はすの忠実な花の顔を はすは咲き、赤く色づき、輝き、 そして黙って真上をじっと見つめる はすは香り、泣き、そして震える 愛情のあまり、そして愛の痛みのあまり。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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木管五重奏 カンツォン・ビジェシマテルザ 楽譜
¥1,400
木管五重奏 カンツォン・ビジェシマテルザ クラウディオ・メルーロ Canzon vigesimaterza Merulo, Claudio 編成はFl.、Ob.、Cl.2本、Bsn.です。 クラリネット五重奏、サックス五重奏、金管五重奏版は発売中です。 イタリア・ルネッサンスの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/yu4ZAzYApQo Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html メルーロの若い頃については詳しい記録が残っていません。ヴェネツイアでツアリ-ノに学んでいたといわれています。 メルーロはサン・マルコ大聖堂のオルガン奏者でした。アンドレア・ガブリエ-リと競って音楽活動を行いました。 鍵盤作品が多くスエ-リンクやフレスコバルデイ、バッハへと彼のオルガン技法が続きます。 楽曲 「Canzon vigesimaterza」は、ルネサンス期のイタリアの作曲家であるクラウディオ・メルーロによって作曲された楽曲です。 ジャンル: 「Canzon vigesimaterza」はルネサンス期の器楽音楽の一形態である「カンツォーナ」(Canzona)に分類されます。 カンツォーナは、器楽アンサンブルやオルガンなどのために書かれた楽曲で、通常は合奏や対位法的なテクスチャを特徴としています。 対位法とポリフォニー: メルーロの「Canzon vigesimaterza」は、ルネサンス期の対位法的な技法やポリフォニー(多声音楽)の要素が強調されています。 複数の楽器が対話しながら演奏され、異なる声部が独立して旋律を奏でます。 アンサンブルの編成: この曲は主に金管楽器と打楽器によって演奏されます。 メルーロの時代には、トランペット、サックバット(トロンボーンの前身)、そして打楽器が広く使われました。 躍動感と華麗さ: 「Canzon vigesimaterza」は、躍動感に富んだ楽曲で、旋律線が次々と現れ、変化に富んだ音楽的景色を提供します。 華麗な音楽的技巧やリズムの変化が特徴です。 宗教的な背景: メルーロの多くの作品は宗教的なコンテクストで演奏されましたが、「Canzon vigesimaterza」もその一例です。 この曲は教会の奉神礼や宗教的な儀式で使用されることがありました。 クラウディオ・メルーロはルネサンス期のイタリアの作曲家として重要な存在であり、彼の楽曲は当時の音楽様式を示すものとして評価されています。 彼の作品は対位法的な技法やポリフォニーの美しさを体現しており、ルネサンス音楽の重要な遺産の一部です。 ●ヴェネツイア楽派 1000年も栄えた人口20万の船乗りが築いた交易国家ヴェネツイアで、ルネッサンス 後期からバロック期に栄えたのがヴェネツイア(楽派)の音楽です。 サンマルコ大聖堂はあまりに巨大であったため、残響を利用した2重合唱の技法が開発されました。 左右両陣にオルガンと合唱隊が置かれて、ステレオ効果を利用したヴェネツイア楽派の音楽が起きました。 フィレンツエでのモノデイ形式とオペラの誕生を、ベネツイアでモンテベルデイがさらに発展させて、バロック音楽の誕生を導きました。 ヴェネツイア絵画のような豊富な色彩も、ヴェネツイア音楽ではその音色と響きに踏襲されています。 出版の自由があったのは当時としてはヴェネツイアだけで、それもあって盛んな音楽出版の中心地になりました。 それにより他の地域に先駆けて音楽が栄えたというわけです。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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金管五重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-6 エレジー 楽譜
¥1,500
金管五重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-6 エレジー Lyriske smastykker op.38-6 Elegie Grieg, Edvard Hagerup 編成はTp.2本、Hn.、Tbn.またはEup.、Tubaです。 クラリネット五重奏、サックス五重奏、木管五重奏版は発売中です。 北欧グリーグの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/PsmnXWRmERk Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 1867年、《ピアノ協奏曲イ短調 作品16》で一躍有名になったグリーグは、この年から1901年にかけてこの作品集を書き上げました。 生涯にわたって作曲されているため、グリーグの作風、ピアニズム、その変遷すべてがその中にあらわれていて、グリーグの作品の中でも中心的な存在です。 いずれも1分~6分程度のかるめの小品であり、ステージ用というよりは、主にサロンや家庭で広く親しまれていました。 いずれの曲も標題がつけられていて、それぞれの曲に対して、一つの感情、気分、情景が表現されています。 1867年、第1集を発表しましたが、その後ピアノ、作曲、指揮など多忙だったこともあり、第2集が発表されたのは、その16年後でした。 第2集から第10集は間隔をおきながら続けて作曲されました。全10巻で、計66曲の作品がおさめられています。 グリーグ : 抒情小品集 第2集 / Lyriske stykker No.2 op.38 大成功をおさめた第1集の出版から16年がたち、芸術家としての成熟がみられる時期に書かれた作品です。 1.子守歌 / op.38-1 "Vuggevise" ゆりかごのようなリズムにのせて、優しい旋律が愛情深く歌われます。 中間部では曲想が変わり、ノルウェーの舞曲風の部分がみられます。 2.民謡 / op.38-2 "Folkevise" ノルウェー舞曲の、はずむようなリズムが終始貫かれています。 声部ごとに一拍目や、二拍目に強拍があり、演奏には注意が必要です。 3.メロディー / op.38-3 "Melodie":断片的であり、シューマン風。穏やかで、優しい雰囲気が非常に魅力的です。 掛留があるところでは、緊張感をもって、全体的にハーモニーを意識して演奏しましょう。 4.ハリング / op.38-4 "Halling" 歯切れがよく、敏捷な動きをもって奏される。アクセントとテヌートを効果的に演奏しましょう。 5.スプリング・ダンス / op.38-5 "Springdans" 舞曲のリズムにのせて、おどけたようなリズムをもった旋律が歌われます。 ポリリズムで書かれていて、また強調がおかれている部分が不規則ですので、それを正確に演奏する点に注意が必要です。 6.エレジー / op.38-6 "Elegie" タイトルどおり、悲しみが表現されています。長く伸ばされる緊張感のあるE音が印象的に響きます。 7.ワルツ / op.38-7 "Vals" ワルツのリズムにのって、悲しげのある旋律が、時々おどけたようなリズムを加えながらで歌われていきます。 途中で登場するプレストの箇所は、技巧的で激しく、曲の緊張感を一気に高めて効果をあげています。 8.カノン / op.38-8 "Kanon" 2つの声部が対話的におかれ、それに伴奏がそえられながら、アジタートへ向かって曲がすすみます。 中間部ではピウ・モッソ・トランクイロになり、広大な響きをつくりあげていきます。この曲においてもシューマンの影響がみられます。 アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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Solo+クラリネット五重奏+ グアンタナメラ(Salsa Ver.)楽譜
¥3,200
Solo+クラリネット五重奏+ グアンタナメラ(Salsa Ver.) キューバ民謡 Guantanamera Cuban folksong 編成はソロ楽器、Cl.5本、ドラムス+Shaker、Vib.、エレキベース(Bs.Cl.)に加えて パーカッション(Cowbell、Guiro、Timbales、Conga、Bongoの5名)で総勢13名です。 エレキベースはBs.Cl.に変更可能でパート譜は同梱しています。 参考音源ではOb.がSoloを担当しています。 同梱のSoloパート楽譜はin F版(Hn.)、 in C版(Ob.、Mallet Perc.など)、 in C-Fl.版(Fl.、Pic.)、 in C低音版(Eup.、Bsn.、Tbn,、St.Bs.など)、 Tubaは1オクターブ下げて演奏可能です。 in B版(Tp.、Cl.、Bs.Cl.、Sop.Sax.、T.Sax.など)、 in Es版(Es Cl.、A.Sax.、B.Sax.など)が含まれています。 多くの楽器がSoloを担当し、伴奏は下の編成も含め4種類から選ぶことができます。 金管五重奏、サックス五重奏、木管五重奏版は発売中です。 このSalsa Ver.の他にEasy flamenco Ver.も発売中です。 陽気なキューバの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。 お求めの際はこちらからお願いします。 アトリエ・アニマート・ショップ https://animato.official.ec/ 参考音源 https://youtu.be/M0bbqc4atos Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3 https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html 「Guantanamera」とは、キューバの伝統的な民謡で、世界中で愛されている曲のひとつです。 この曲は、キューバ独立戦争で戦った英雄ホセ・マルティの詩をもとに、フェリックス・ランドール(Felix Varela)が メロディーを付けたものです。 「Guantanamera」の歌詞は、キューバのグアンタナモ地方の女性の美しさをたたえたもので、現代的な愛の歌詞としても解釈できます。 曲は、独立戦争時に流行した民謡「La Bayamesa」という曲のリズムを引用しており、ラテンアメリカの音楽に大きな影響を与えた 曲として知られています。 「Guantanamera」は、キューバだけでなく、世界中で多くのアーティストによってカバーされ、様々なジャンルの音楽に取り入れられています。 例えば、1958年には、カリプソ歌手のハリー・ベラフォンテがカバーし、米国でヒットしました。また、ビートルズのメンバーである ジョージ・ハリスンも、自身のソロ曲「Within You Without You」で「Guantanamera」を引用しています。 「Guantanamera」の曲調は、明るく陽気であり、軽快なリズムとキューバらしいアコースティックギターの音色が特徴的です。 また、キューバの伝統的な楽器であるトロンボーンやトランペットを取り入れたアレンジも多く存在し、 その音楽性の高さが伝統的なラテン音楽を代表する曲のひとつとなっています。 「Guantanamera」は、音楽だけでなく、政治的な象徴としても広く知られています。キューバ革命後、 フィデル・カストロ政権下で国歌の候補に挙がったことがあります。 また、1960年代には、フィデル・カストロ政権下で、キューバがアメリカとの間で冷戦を展開する中で、 この曲がキューバの象徴として多くのアメリカ人によって歌われたことがあります。 その後、グアジーラはキューバ国内だけでなく、ラテンアメリカ全域に広がっていきました。特に、ベネズエラやコロンビア、 メキシコなどの国々で人気を博し、その土地ごとにアレンジや歌詞が変化していきました。 中でも、グアジーラの曲として最も有名なのが、クバーナの詩人ホセ・マルティが書いた詩に曲を付けた「グアンタナメラ」です。 「グアンタナメラ」は、キューバのグアンタナモ州をモチーフにして作られた曲であり、自由と平和への思いを表現しています。 曲は、キューバの作曲家であるフランシスコ・ホセ・マルティ(フランク・フェリス)によって作曲され、ホセ・マルティの詩 「Versos Sencillos(シンプルな詩)」を歌詞として使用しています。 「グアンタナメラ」は、その明るく軽快なメロディーと、覚えやすい歌詞から、キューバ音楽の代表的な曲の一つとして、世界中で広く愛されています。 特に、1960年代には、カリブ海や南米の国々で人気を博し、ポピュラー音楽の分野で多くのカバー・バージョンが作られました。 その後、グアンタナメラは、世界的に知られるキューバの音楽のシンボルとして、多くの文化交流の場で歌われるようになりました。 現在でも、グアンタナメラは、キューバ音楽の中でも代表的な曲の一つであり、世界中の音楽ファンに愛され続けています。 また、その明るく軽快なメロディーや歌詞の内容から、様々な場面で歌われることがあります。 例えば、スポーツの試合や、祭りの場などで盛り上がりを演出するために、グアンタナメラが演奏されることがあります。 「Guantanamera」の歌詞と日本語訳になります。 【スペイン語原詞】 Por el campo de la vida, miro todo con carino. Y si vuelvo la mirada, muchos recuerdos diviso. Guantanamera, guajira Guantanamera, Guantanamera, guajira Guantanamera. Cultivo una rosa blanca, en julio como en enero, para el amigo sincero que me da su mano franca. Y para el cruel que me arranca el corazon con que vivo, cardo ni ortiga cultivo, cultivo la rosa blanca. Guantanamera, guajira Guantanamera, Guantanamera, guajira Guantanamera. Con los pobres de la tierra quiero yo mi suerte echar: El arroyo de la sierra me complace mas que el mar. Guantanamera, guajira Guantanamera, Guantanamera, guajira Guantanamera. 【日本語訳】 人生の野原に 愛情を持って見る 振り返ってみると 多くの思い出がある グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ 真冬でも真夏でも 白いバラを育てる 心を打ち明け合う友に 手を差し伸べるために 苛酷な人に心を引き裂かれても 草花や棘は育てない 白いバラだけを育てる グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ 貧しい人々と共に 私も運命を分かち合いたい 山の小川のせせらぎが 私を満たしてくれる グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ グアンタナメラ、グアヒーラのグアンタナメラ アトリエ・アニマート https://animato-jp.net/
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